
2022.03.11
上質なニットは大人のワードローブのマストアイテム。とはいえブランドが違えばまったく別物。どこもこだわりのオリジナルスペックをお持ちですので、ブランドセレクトは肝心なのです。フェデリは、素材・シルエット・発色の三位一体が優秀です。今春もいい色が揃いました。
・フェデリ / スプレー染め クルーネックニット 49500円 (トレメッツォ)
・ピーティートリノデニム / ホワイトデニム 35200円 (PT JAPAN)
ラグジュアリーを知る人のニットとして高く支持されているフェデリは、1934年から綿々と続くニットのスペシャリストです。創設当初はニット帽をメインに製造していましたが、いまでは厳選された素材使いとこだわりのシルエットバランス、そして見事なカラーパレットが絶品のニットコレクションを毎シーズン展開しています。
素材へのこだわりはもちろんですが、シルエットの研究には特に力を入れています。たとえば毎シーズン移り変わるトレンドに合わせ、身頃や袖などの太さやラインを微妙に変化させながらも、極端なトレンドデザインに手を出しません。襟ぐりはしっかりフィットするよう小さめにして、あくまでジャケットのインに着られるフィッティングを守り抜く姿勢は大人のニットに相応しく、イタリア本国で長きに渡り愛され続けている理由がここにあります。
今季とくに注目を集めているのは、スプレー染めニットのコレクションです。通常は糸の段階で染める「先染め」か、製品として仕上がっているものを染料に漬け込んで染める「後染め」が一般的ですが、こちらは無染色のニットの上からスプレーで顔料を吹き付けています。そのため編み目の奥は染め残されていて、ドレープや伸縮した編み目から地の色が覗くという仕掛けです。このニュアンスが絶妙なこなれ感を生み出すのです。
・フェデリ / スプレー染め クルーネックニット 49500円 (トレメッツォ)
一般的に顔料を吹付ける染色は、くすんだトーンの発色が多いのですが、フェデリでは鮮やかなカラーパレットを実現しています。これならインナーに着たときのアイコンカラーがビビッドなポイントとして着こなせます。リブの染め上がりの具合いやドレープによって浮かび上がるグラデーションカラーもまた、ほかのニットには見られないものがあるので、デニムやグレスラにトップスニット一枚で着ても個性をアピールできるはず。
・フェデリ / ハイゲージ クルーネックニット 42900円 (トレメッツォ)
・タリアトーレ / 2B シングルジャケット 94600円 (トレメッツォ)
・タリアトーレ / 1プリーツ パンツ 37400円 (トレメッツォ)
フェデリでは職人の手仕事を重んじながら、伝統的なニットの技法をいまも大切にしています。そのため高速編み機で編み立てたニットにはない、空気をたっぷり含んだニットの風合いと、極上のソフトな肌感が実感できます。
こちらは定番のコットンクルーネック。淡い発色が上品なラベンダーカラーは、ネイビーのセットアップとの相性が良好です。軽い素材感は、高級超長綿のスーピマコットンならでは。繊細な繊維の風合いを活かすのは、現役で使われている旧式の編み機ゆえといわれています。
フェデリ / ハイゲージ クルーネックニット (SUPIMA COTTON)
ブラック・ブラウン / ライトブルー・ネイビー / ホワイト・ピンク
カラーバリエーションが豊富なのも、フェデリのニットらしいところ。ベーシックなモノトーンとネイビー、ブラウンに加えて、トレンドカラーとしてライトブルーやピンクがラインナップされています。ベーシックカラーは、男のワードローブとして常に備えておきたいもの。カラーニットはそのシーズンを代表するスタイリングのワンポイントとなるので、ぜひ取り入れてみてください。
商品に関するお問い合わせ
トレメッツォ: 03-5464-1158
http://tremezzo.jp/
PT JAPAN: 03-5485-0058
https://pt-japan.com/
掲載ブランドの最新情報は公式インスタグラムから
@fedeli_jp
@pt_japan
@tagliatore_jp
Producer : 大和一彦 / Styling & Direction : 四方章敬 / Photographer : 渡辺修身 / Hair&Make : Takuya Baba (Sept) / Writer : 池田保行 (ゼロヨン) / Designer : 中野慎一郎 / Model : Marvin (EXILES)