
2021.09.21
デニムが再評価されている今、トレンドとしていかに大人のカジュアルに取り入れるか、各自の技量が試されるところです。とはいえ流行に乗ってルーズ&リラックスなシルエットを狙うのは大人には不向き。ここはPT TORINO DENIMのスキニーフィットでメリハリあるスタイリングをオススメします。
・ピーティートリノデニム / BR別注 ゴールドパーツ ストレッチ ブラックデニム パンツ (ROCK) 35,200円
・サイレンス / BR別注 ゴールドパーツ スウェード ジップアップ パーカー 135,300円
・フェデリ / クルーネック ニット (CASHMERE) 74,800円
・シーキューピー / スウェード スリッポンタイプ スニーカー 48,400円
肩を落としたビッグシルエットやルーズめのニット、ワイドパンツのトレンドなど、スタイルはリラックス傾向ですが、こと大人のカジュアルにあまりユル過ぎるスタイルは相応しくありません。正統な部分を残しつつ、流行はスパイス的に取り入れることで、大人の余裕を感じさせるコーディネートに仕上げたいもの。最先端のファッションばかり追いかけている大人って、若い人から見ても、ちょっとどうかと思われかねませんので。
たとえばスポーティなパーカに合わせるニットがルーズめのシルエットでは、ちょっとカジュアルが過ぎます。大人にはちょっとだらしなく見えたりするので、トップスかボトムズ、どちらかをタイトシルエットにしてメリハリをつけるのが正解です。となれば、トップスタイトよりもボトムズを細身に仕上げるほうが、大人としては着こなしやすいのは言うまでもありません。
そこでPT TORINO DENIMの「ROCK」の出番です。大人のスキニーデニムとして人気の「ROCK」は、股上浅めでワタリも細身。膝位置が高く設定されたテーパードの絶妙なシルエット。スラックスで培ったPTならではの技術を活かしているため視覚的な美脚脚長効果も抜群です。もちろんデニムは伸縮性に優れ、膝がでにくいということもあってリピーターが絶えないモデルなのです。
しかもこちらのブラックデニムはBR別注モデル。別注が得意なBRのオーダーは、どのようなものか、だいたい見当はつくと思いますが下掲にてご説明しましょう。
・ピーティートリノデニム / BR別注 ゴールドパーツ ストレッチ ブラックデニム パンツ (ROCK) 35,200円
デニムにはマストとなるリベットやトップボタンなど、メタルパーツをゴールドカラーに別注しているのは、ラグジュアリーカジュアルに強いBRならでは。腰のレザーパッチも特別に依頼して、「PT」のエンボスパーツもゴールドメタルに設定してもらいました。ま、こういったディテール別注は、よくある話なのですが、今回BRは、ほかではちょっとできない別注もオーダーしました。
じつはこのデニム、以前のコレクションにあった素材を復刻しています。インラインのブラックデニムは薄手で軽量でしなやかで、とても穿きやすいのですが、ちょっと厚手で男っぽく、デニム感ある以前の生地が、どうしても欲しくてPTに猛アピール。その結果、特別に復刻別注が可能になったんです。
リアルなフェード感に、ちょっと硬めの男らしいタッチは、自信を持っておすすめできるブラックデニムなのです。
・ピーティートリノデニム / ストレッチ ホワイトデニム パンツ (ROCK) 35,200円
・タリアトーレ / オンブレーチェック バルカラーコート 115,500円
・フェデリ / タートルネック ニット (CASHMERE) 77,000円
・フラテッリジャコメッティ / カーフ サイドゴア ブーツ (ビブラムソール) 121,000円
ロングのコートにホワイトデニムという、いかにも大人のカジュアルスタイル。こんなときもボトムズをすっきり細身のシルエットでまとめると、品格あるスタイルにまとまります。ここではインのカシミヤタートルも黒にしてモノトーンを主体に。足元をサイドゴアブーツで合わせるもの大人の極意。ホワイトが、リッチでモダンな大人のスタイルを印象づけます。
モデルはこちらもブラックデニムと同じ「ROCK」を採用。白ゆえに細身の美しさが引き立って、洗練されたデニムスタイルがますます際立ちました。ピュアホワイトのデニムは、ステッチも同色にしてノーブルな純白に。ディテールはリベットとトップボタンにブロンズ、レザーパッチはブラウンを使うことでポイント的なアクセントに。珠玉のホワイトデニムが、秋冬のカジュアルを彩ります。
・ピーティートリノデニム / ストレッチ デニムパンツ (ROCK) 37,400円
・フェデリ / クルーネック ニット (natural cashmere) 115,500円
・シーキューピー / スウェード スリッポンタイプ スニーカー 48,400円
ブルーデニムも「ROCK」ならシャープさが際立つボトムズメイクに。ブルーデニムはシルエットを気をつけないと、どこか野暮ったいアメカジ感が拭えませんが、PTデニムのスキニーフィットなら、そんなイメージは払拭したイタリアンブルーのデニムカジュアルに。すっきりスマートなデニムなら、トップスはニット1枚でも十分スタイリッシュにまとまります。
ただし、ここでのインディゴは濃色よりもややウォッシュの聞いた淡色が旬。いまあらためて再評価されているブルーデニムを取り入れることで、デニムカジュアルの最先端をアピールすることもできそうです。大人たちはもちろん、若い人たちからも高く指示されるのではないでしょうか。
ブラック、ホワイト、インディゴブルーと、どのカラーもスマート立ちする「ROCK」。「大人にスキニーはちょっと…」と躊躇っていた方にも、安心して快適に穿けるモデルです。最高級のテーラードジャケットと合わせても申し分ない上品さが醸せるのは、PTならではのレシピ。ドレスパンツもカジュアルデニムも、しばらくPTの一人勝ちと言えそうです。
Producer : 大和一彦 / Styling & Direction : 四方章敬 / Photographer : 野口貴司 (San・Drago) / Hair : Takuya Baba (Sept) / Writer : 池田保行 (ゼロヨン) / Editer : 森大樹 / Designer : 中野慎一郎 / Model : Jansen Naoki (WIZARD)