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トガオシ。Vol.169何色でも欲しいフェデリのカシミア

2021.07.29

毎シーズン、ニットを買い揃えている戸賀敬城が、今秋のニット選びをスタート。まずは戸賀さんのクローゼットでもお馴染みのフェデリをチョイス。今季はカラーバリエーションも豊富になったことで、いつもより多めに試着してみるそうです。


戸賀がいま気になってるカラーニットを一気に試着!

戸賀さんの秋冬はニットが定番。毎シーズン、必ず新作に袖を通して気に入ったものを買い揃えています。しかもここ最近、シャツ&タイドアップよりもオン&オフともにカジュアル傾向というトレンドも手伝ってか、ニットの出番はますます増える一方です。

「黒、白、ネイビーといったベーシックカラーに加えて、去年あたりから、カラーニットにトライするようになってきたんだ。普段から無難な色ばかり着ていると、なんとなく退屈に見えるときがあるし、ときには1色加えてみるだけで気持ちもリフレッシュできるからね。」

春先はブルーにご執心でしたが、今秋狙っているのは赤系やグリーン系とか。注目ブランドは、いつもご愛用のフェデリでした。

「フェデリは戸賀の定番ブランド。なんといっても、イタリア・モータースポーツの聖地、モンツァ生まれのニットブランドだからね。最上級のカシミヤ100%のハイゲージなんだけど、表面はほんのりシャギー調。秋のはじめはトップス1枚で着るつもりだけど、ジャケットを着たときに収まりが良いように、袖も細身に修正されているんだ。来春まで着るつもりで、何色か選ぼうと思ってるよ。」

まずは秋らしいボルドーカラーを試着。黒やグレーといった定番色の差し色として、人気の色は今秋の注目色にも上げられています。

「ボルドーのニットは普段からモノトーンを着ている人ほど映えると思う。ほら、ダークスーツにボルドータイって社会的ステイタスある人のイメージがあるじゃない。ブラックデニムに合わせるだけで、余裕あるオトナって感じがするよね。」

時計界も注目するトレンドカラー

お次はグリーン。パステル系の明るいトーンは、新鮮なトレンドカラーです。

「時計の世界では、昨年あたりからグリーンフェイスが注目されているよね。ニットでこの色って、冒険っぽく見えるかもしれないけど、意外と気兼ねなく着られるね。ダークカラーのハードなイメージを中和してくれるから、レザーのライダーズとかに合わせても良さそうだね。」

白に手を出す前ならライトグレー

ライトグレーはモノトーンの中間色として使いやすいカラー。ミディアムグレーやチャコールグレーは定番ですが、このぐらいのトーンは新鮮かも。

「白と黒のコントラストで着るモノトーンより、千鳥やグレンといった遠目にグレーの柄差しをすることで、モノトーンスタイルはぐっと大人っぽく着こなせる。このぐらいの淡いトーンは、ありそうでなかなか無い色。まっ白ニットはちょっと、っていう人にもおすすめです。」

スウェット感覚でミディアムグレー

上のライトグレーよりも着やすいミディアムグレー。このぐらいのトーンなら、誰でも簡単に取り入れられそうです。

「グレースウェットと同じぐらいのスポーティトーンだから、大人が着たときもアクティブなイメージ。白と黒のちょうど中間のトーンだから、ブラックデニムや白スニなんかと合わせたときに、いい感じにバランスをとってくれるんじゃないかな。」

リッチなオトナなら戸賀ベージュ

戸賀さんの大好物、ベージュカラー。やっぱりホワイトデニムと合わせるのが、上級ベージュのこなしかたです。

「これはもうコメント不要。戸賀色といってもいいね。この美しい淡い発色は、素材の良し悪しが出やすい色。ほんのり淡いトーンがきれいに出るのは、間違いなくカシミヤが上級ってことなんです。」

脱「無難」なチャコールグレーの着方

チャコールグレーはクラシックなニットの定番色。それだけに着方が、無難になりがちですが、戸賀さんはあえてホワイトデニムでコントラストをつけた着こなしです。

「チャコールグレーはクラシックな色なので、グレスラ感覚で使いやすいけど、その代わり面白味に欠けると思われるかもしれない色。僕ならコントラストを強調できるピュア白と合わせるかな。ほら、黒よりエレガントな気分じゃない?」

戸賀色といえば、やっぱりホワイト

そしてやはり戸賀さんといえば白! ピュア白はカシミヤのなかでも最上級の素材じゃないと出せない色なので、ハンパなくラグジュアリーな印象です。

「“白度”という言葉があるように、白といってもオフ白、エクリュとほんのり色味掛かった白が多いなか、ここまで白いとはさすがはフェデリ。合わせたホワイトデニムのほうが、ほんのり色味掛かってることがわかるくらい!」

バリエーション豊富なフェデリのニットを、今日は7色一気に試着していただきましたが。戸賀さんはどれが気に入ったでしょうか?

「正直言って、全部気に入ったんだよね。やっぱり着たときのカシミヤのタッチが最高だから。ニット1枚でこんなにも心が豊かになるからね。ベーシックカラーはもちろん差し色も、いま戸賀が気になってる色を選んだんだけど、着てみたらどれもやっぱりしっくりきた。悩んでいたら、普段着ないような色も試着してみることをオススメします。これだって、いう色が見つかるはずです。というわけで、戸賀は全色買い!決定です。」

CREDIT

Producer : 大和一彦 / Photographer : 鈴木泰之 / Writer : 池田保行 (ゼロヨン) / Designer : 中野慎一郎

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