2020.08.06
先日、戸賀敬城が手に入れたCODE 11.59 バイ オーデマ ピゲに新色が登場したとのニュースが入ってきました。そこで、ちょっとだけ偵察に伺うことに。18KWG×PGのコンビケースや、大人の余裕を感じさせる新色のカラーバリエーションに、おや、もしかして心動いてます?
華々しいデビューを飾ったオーデマ ピゲが、昨年、26年ぶりに発表した新作時計、CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ。戸賀さんは昨年のSIHH、ジュネーブサロンで見た瞬間、「これは欲しい!」と心動かされまして、ようやく今春手にすることができました。
「時計オタクならわかると思うんですけど、新作時計の初期モデルって敬遠しがちなんです。でもデビュー1年目にして絶好調な売れ行きで、いまや日本が世界シェア一位だとか。僕は4ヶ月以上待ったので、いまから手に入れるのはかなり難しいと思うんだけど、新色が登場したっていうので、今日はぜひにと見せてもらいに来たんです。」
発売から1年、3針とクロノグラフそれぞれに5色の新色が加わりました。今日、ご用意いただいたのは3針の2色とクロノを1色。これがもうカッコいいのなんの。
「新色のラインナップは、どれもダイヤルのカラーがグラデーションになってます。サンバースト加工といって、中心からだんだんと濃く色合いを増していく様子は、まるで手元に太陽を置いているみたいなオーラを感じさせるよね。スモークラッカーダイヤルの種類は、今日ここで見せてもらったグレー、スモークグレーのほかに、バーガンディ、ブルー、パープルなんてのもあるんだって。パープル、観てみたかったなぁ。」
戸賀さんが気に入ったのはこちらのグレー。主張しない色なのに、ほんのり漂ってくるラグスポ×モードな気分は、ダイヤルの輝きっぷりだけじゃない、ちょっとした秘密があるみたいです。
ホワイトゴールドの上品な輝きにキラリと光る、ピンクゴールドの針とインデックス。そう、こちら2つの新色モデルはケースがコンビネーションなんです。
「グレーとスモークグレーのモデルは、インデックスとミドルケースにピンクゴールドが使われているでしょ。ホワイトゴールドケースとのコンビ使いが洒落てるんだよね。八角形のミドルケースに、僕はやっぱりオーデマ ピゲのDNAを感じるね。」
正面からは見落としがちなミドルケースのコンビ仕様。たしかに腕時計ってクルマのハンドルを握ってるとき、デスクワークのときなど、正面からよりちょっと斜め横から観ることが多いはず。だからこそ、横顔にこだわった点は頷けますね。
「コンビってジュエラーがよく使う技法なんだけど、華奢に見えがちなんだよね。でもCODE11.59は力強さがしっかり残っている。オーデマ ピゲが大事にしたいと思っている感性は、スポーティなラグジュアリー感だと思うし、今回のコンビケースは、そんな考え方が巧みに表現されている部分だと思うんです。」
こちらのクロノグラフはホワイトゴールドにスモークバーガンディラッカーダイヤル。インデックスは18Kホワイトゴールドで、先日戸賀さんが手に入れたピンクゴールドのクロノとはまた趣が異なります。
「バーガンディカラーの時計って、余裕を醸し出してくれる色だよね。だって最初の1本に選ばないじゃない(笑)。もう30本ぐらい時計を持ってる人が、こんな色もありかなって選ぶ色っていう感じが、大人の余裕だなって思わせる。戸賀は、まだこの領域には行けないなぁ。」
そう仰ってますが、何気に革モノにはバーガンディカラーをご愛用の戸賀さん。バッグや靴などにも取り入れてるのを拝見したことがあります。
「バーガンディって黒やネイビー、茶なんかのベーシックカラーと合わせやすいからコーディネートにも馴染みやすいんだ。時計も同じじゃないかな。今日は白のライダースに合わせてみたけど、存在感があるのに悪目立ちしないし。Tシャツ&短パンでしててもカジュアルに馴染む。このバーガンディの色出しも、相当こだわってると思うんだよね。」
3針、クロノとも、戸賀さんの琴線に触れる新色のラインナップ。今日、ここで拝見できなかったカラーは、WEBでも観ることができますので、興味を持たれたらぜひそちらを。
「いまの東京のスタイルって、スポーティでラグジュアリーで、ちょいモードも入ってると思うんです。そういうスタイルにこそCODE 11.59は似合う時計。これまでのスポーツ一辺倒とも、ラグジュアリー一辺倒とも違う、新しい価値観なんじゃないかな。」
これからの時代、ラグジュアリーの新たな価値観が創造されています。1972年にロイヤル オークが生み出した、スポーティラグジュアリーはステンレスケースから始まりましたが、時を経てすでにクラシックとなりました。オーデマ ピゲが新たに提案した新しい一日が始まる1分前の意味を持つCODE 11.59は、新たなスポーティラグジュアリーの価値観を示すモデルなのです。
#Code1159 #AudemarsPiguet
オーデマ ピゲ
www.audemarspiguet.com
日本向け特別サイト
https://borninlebrassus.audemarspiguet.com
Producer : 大和一彦 / Photographer : 鈴木泰之 / Writer : 池田保行 (ゼロヨン) / Designer : 中野慎一郎