2020.07.02
ブルゾンのような、シャツのような、Gジャンのような? それともカジュアルシャツ? バグッタのCLINTは、リネンで仕立てた3rdタイプのGジャン型シャツ。ありそうでなかった、まったく新しいアイテムは、戸賀敬城も即買いでした。
相変わらず白がお似合いの戸賀さんですが、白シャツを軽く羽織っているのかと思ったら、ちょっと違うみたいですね。両胸にポケットがついているのでパイロットシャツのようですが、着丈がちょっと短いような?
「そう、これリネンのGジャンなんです。バグッタのSHACKETシリーズからリリースされたCLINTという新作です。シャツの着心地だけどシャツじゃない、布帛のブルゾンとも、コットンのライダーズとも違う、珍しいアイテムでしょ。」
確かに、形はいわゆるサードタイプのディテールをベースしていますが、リネンの布帛を使ったシャツのような軽い着心地。ふわりと軽く羽織れるうえに、袖まくりもしやすいので見た目も軽快です。夏でもGジャンが着られる、こんなスタイルは、かなり新鮮ですね。
「Gジャンとシャツのハイブリッドをリネンで作るなんて、まさに目からウロコの慧眼アイテム。長いことメンズファッションの業界にいるけど、こういう服は無かったんじゃないかな。バグッタはCIT社っていう、アルマーニのシャツを手掛けていたファクトリーのブランドなんだけど、モダンとクラシックの両方をよくわかってるから、こういうアイデアが生まれるんだろうね。」
仰るとおり、BRでもこれまで扱ったことのない、シャツともアウターともとれるアイテムだとか。ボタンを留めればシャツの如く着られるし、前開きなら軽く羽織ることができる。今季注目の逸品です。
「本来、男クサいGジャンは着る人を選ぶアイテム。それに着られる期間も短いしね。重くて固くて動きづらいし、今時分は暑くて着られないのも困りもの。それになにより、コーディネートが難しいんだ。渋カジの頃は、僕もずいぶんお世話になったけど、大人になるとどうにも似合わなくなってきて、しばらく遠ざかってました。でもコイツなら短パンにも合わせられるし、ワンマイルウェアにもイケる。イカツイ僕のベントレーにも似合いそうだし、即買いしました。笑」
初夏から盛夏にかけて、羽織物としてデニムのGジャンは考えられませんが、薄手のリネンなら話は別です。オーセンティックなアメカジアイテムをモダンに昇華するバグッタの実力は戸賀さんも太鼓判。ぜひ袖を通して体験してみてください!