
2019.08.26
カシミアにも等級がありますが、なかでも最上級にランキングされるカシミアは明らかにモノが違います。リッチな大人だけに許される、その極上のタッチはシンプル&モダンに着ることで、着る人を格上げしてくれるはずです。
・フェデーリ / カシミア クルーネックニット 151,200円 (トレメッツォ)
・PT05 / ブラックデニム 33,480円 (PT JAPAN)
大人のリラックスカジュアルに欠かせないカシミアニット。一般的なウールよりも繊細で優しく暖かく、保温性にも優れるため歳を重ね、肌の乾燥が気になる大人にとってカシミアは、この上ない素材。年を重ねるごとに似合ってくるのがカシミアです。なかでも白のカシミアはその優雅さは別格。そもそもカシミアは原毛の色ごとに等級が定められるのですが、なかでもホワイトカシミアは、何色に染めても美しく仕上がるために希少でとっても高価なんです。
そんなホワイトカシミアの中でも最上級のものがフェデーリにありました。「オーガニックカシミア」は、信頼できる生産農家でカシミア山羊を完全管理下で育成したものです。しかも最高品質とされる冬場の産毛のみを採取しました。無染色なのに透明感ある白度は、極上ランクであることが明らかで、触ってみればその“ふわトロ”なタッチはもはや鳥肌ものです。見た目はもちろん着心地からもリッチな大人の余裕が伝わってきます。
さてこの白のカシミアニット、あえてモダンに着るなら白黒のコントラストをつけたモノトーンスタイルで、ストイックに着ることをおすすめします。たとえば細身のブラックデニムに流行りのベルジャンシューズを合わせれば、今風フレンチな気分で着こなせるはずです。フィッティングにちょっと余裕あるミドルゲージですので、袖を手繰り上げて腕もとのアクセサリーや時計に視線がいくように着れば、トップスニット一枚にデニムスタイルでも大人カジュアルとして合格です。同じデニムスタイルでも、ウールのニットではここまでの品格を出すのは難しいですから。
繊細な毛羽が立つ極上カシミアは、触ってみたくなる表面感が見るからに暖かそう。白いカシミアも等級が低いものは白い染料で染めるのですが、こちらの「オーガニックカシミヤ」は無染色。洗浄のみでこの白さが出すには、育成時からカシミア山羊を大切に保護しなくてはならず、大変な手間がかかるんです。そりゃ、お値段も別格になるわけです。
もう1枚、フェデーリが誇る白のカシミアニットをご紹介しましょう。こちらはケーブル編みのジップアップニットで、アウターとして着るのに最適なタイプです。ニットのボリューム感が伝わってくるケーブルの立体感ですが、これが驚くほど軽量なんです。しかも細身シエルエットで着ぶくれせず、アウターとして1枚で着てもスリムに見えますし、デニムにブーツというアメカジスタイルだってラグジュアリーに着こなせるんです。
・フェデーリ / カシミア ケーブルニットブルゾン 313,200円 (トレメッツォ)
・フェデーリ / ショートスリーブクルーネックTシャツ 20,520円 (トレメッツォ)
・PT05 / ブラックデニム 31,320円 (PT JAPAN)
極上カシミアゆえ、ダブルジップをXラインに開けて、インはTシャツ1枚というシンプルな着方もリッチでモダンな印象に。ウェスト位置を高く見せられるので、視覚的脚長効果も発揮しますよ。一般的にニットアウターは風を通しやすいので、上モノを重ねないとインにTシャツ一枚では厳しいですよね。でも保温性に優れる極上カシミアは繊維間に空気をたっぷりと含んでいるので、多少の寒気にもへっちゃらです。
・フェデーリ / カシミア クルーネックニット 179,280円 (トレメッツォ)
フェデーリのオーガニックカシミヤのコレクションは、上で紹介したミドルゲージのクルーネックの編み地違いと、ローゲージのケーブルジップアップの3タイプをラインナップ。特別なコレクションゆえ、専用のコットンバッグと毛玉取り用コームが付属します。着るときだけでなくクローゼットに置かれているときから、極上ならではのスペシャル感を味わえるはずです。
商品に関するお問い合わせ先
トレメッツォ / 03-5464-1158
PT JAPAN / 03-5485-0058
Producer : 大和一彦 / Styling & Direction : 四方章敬 / Photographer : 川田有二 (Riverta Inc.) / Hair&Make : Takuya Baba (Sept) / Writer : 池田保行 (ゼロヨン) / Designer : 中野慎一郎 / Model : Eduard Badaluta (Donnna)