
2019.04.24
これからの季節大人のトップス1枚って意外と難しいもの。若い頃に比べて体型も変わり、白Tが似合わなくなってくるからです。そこで大人のTシャツは、ブラック&ネイビーなど、ダークなカラーを。高品質な素材と計算されたシルエットを選ぶこともお忘れなく。
・フェデーリ / クルーネック Tシャツ 17,280円 (トレメッツォ)
・フェデーリ / クルーネック ニット 36,720円 (トレメッツォ)
・タリアトーレ / 1プリーツパンツ 24,840円 (トレメッツォ)
初夏の気配が漂ってきました。トップス1枚が気持ちいい季節の到来ですが、少々憂鬱な方もいらっしゃるかと。若い頃より身体に自信が持てなくなってきた大人にとってTシャツやポロシャツなど薄手のトップスは、お腹周りが気になります。巷でよく見かける大人の白Tシャツ、胸のポッチが浮き上がったり、素材によっては透けたりして、鏡に映った自分になんだかゲンナリしてしまいかねません。
そんな大人の悩みを解決するには、黒Tシャツを選ぶのが正しい答え。黒なら透ける心配がないうえに、収束色ゆえ細見えするので、お腹まわりが気になりだした大人も安心です。シンプルなスタイリングでも白Tよりエレガントに見えるのも黒ならでは。でも、あまりダークカラーで攻めすぎると暑苦しかったり、強面に見えるので“ヌキ”のポイント作るのがコツ。ベージュのコットンパンツを合わせたり、白のニットを腰巻きすることで黒Tとのコントラストを付けてみましょう。こうすれば、よりキリリと引き締まった印象に着こなせます。
・フェデーリ / クルーネック Tシャツ 17,280円 (トレメッツォ)
・PT01 / 1プリーツ パンツ 43,200円 (PT JAPAN)
・バグッタ / ブルゾン 25,920円 (トレメッツォ)
こちらは黒Tに替わってネイビーTを着てみました。ボトムズは同じネイビーのスラックスにして、ネイビーのトータルコーディネートにしたら、知的でノーブルな印象が漂いました。ここに白のブルゾンを羽織れば、さらりと清涼感ある夏スタイルが仕上がります。ビジネスカラーとして定着しているネイビーのスタイリングなので、カジュアルOKのオフィスぐらいならオンタイムのスタイルとしても通用しそうです。
ここで着たTシャツは高級ニットファクトリー「フェデーリ」のもの。後にフェデーリはトータルブランドとして成長を遂げていますが、もともとは1934年、北イタリア・モンツァに創業したニット帽のメーカーでした。創業当初から素材とシルエットへのこだわりが強く、素材はカシミヤ、メリノ、コットンまで最高級のものだけを厳選。クラシコイタリア協会に加盟しているため毎シーズンのピッティ・ウォモにも出展しており、コレクションは時代にあわせたアップデートがしっかりされています。それはこの、1枚のTシャツからもリアルに伝わってきますよね。
フェデーリのTシャツは、大人の七難を隠しながら、ジャケットやシャツのインに着るのにぴったりなシルエットを描いています。今どきのストリート&モード系カジュアルブランドには出せない、スタイリッシュな大人のフォルムは、若い人向けのビッグシルエット&ドロップショルダーのTシャツとは別物ですので、どうもTシャツ姿がいまいちキマらないと思っていた大人にも安心です。
素材はエジプト綿の中でも、最高品質を誇る、希少性が高い超長綿を採用しました。化学肥料や農薬を使わず育てられたオーガニックコットンで、原綿はすべて手摘みされているため機械摘みのようにダメージが少なく、長繊維がそのまま糸に紡がれます。極細でも強度があるため、天竺編みにしてもシルク地のように薄手で滑らかに仕上がり、そのうえ耐久性もあるので型崩れしにくいのも特徴です。確かなモノ選びができる賢い大人のTシャツと言われる理由がここにあります。
・フェデーリ / ポロシャツ 25,200円 (トレメッツォ)
・タリアトーレ / スーツ 118,800円 (トレメッツォ)
ポロシャツも黒ならぐっと落ち着いた印象です。白ポロだと、体育教師に見えがちな方には、ぜひともおすすめいたします。鹿の子編みのポロは台襟付きの共地衿仕様。やや短めの着丈にモディファイされていて、袖裾を折り返しに仕上げているのでスポーツポロの様相も抑え目。だからこそ、スーツやジャケットのインに着たときも品よくコーディネートできるんです。ボタンを2つ外しても、ほどよく開きすぎない胸元も計算されたもの。さらりと一枚で着ても品がありながら、着こなれた風合いの洗い加工(=フロステッド加工)が施されたハイブリッド感も魅力的です。
こちらのポロシャツは上掲のTシャツにも使われている、エジプト超長綿を鹿の子編みにした素材を使っています。フェデーリのポロシャツにはいくつか種類がありますがこちらはモデル名を「TOMMY」といいます。前立て(プラケット)のない、小衿のニットポロは、袖裾の丈感から、身頃のシルエットまで日本人体型にもフィットするように加減されています。
Tシャツ&ポロシャツ姿が、どうもイマイチキマらないなと思い始めたら、黒のフェデーリに乗り換えてみてください。きっと、いままでどおり、もしくはそれ以上に、夏のトップス1枚スタイルが楽しめるはずです。
2019年3月に大型のリモデルオープンを果たした伊勢丹新宿店メンズ館。そのリモデルに合わせて5階のフェデーリコーナーもリニューアル。
今回、ご紹介したTシャツやポロシャツを始め、多彩なバリエーションはもちろんのことフェデーリの上質な世界観が堪能できます。ぜひ、伊勢丹新宿点メンズ館5階フェデーリコーナーに足をお運び下さい。そして、ISETAN ONLINE STOREでもフェデーリのアイテムをチェックすることができます。
Producer : 大和一彦 / Styling & Direction : 四方章敬 / Photographer : 川田有二 (Riverta Inc.) / Hair&Make : Takuya Baba (Sept) / Writer : 池田保行 (ゼロヨン) / Designer : 中野慎一郎 / Model : Lucas (Bravo)