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〜ぐじ京都店(きょうとみせ) ㉕〜 AVN (エーブイエヌ)の魅力に迫ります!!

2020.12.22

 

皆様、こんにちは。

ぐじ京都店(きょうとみせ)の前澤です。

今回の前澤のぐじ京都店(きょうとみせ)ブログは、デニムのお話を。

balconeのデニムでは定番!?となっている、先シーズンから展開をスタートしたAVN(エーブイエヌ)をご紹介いたします。

AVNは2013年にフランスノルマンディにてスタートしたブランドで、全てフランスメイドで仕上げているというのは以前のbalcone blogでお話しました。

なぜフランス?デニムといえばアメリカじゃないの!?と、お思いの方もいらっしゃるでしょう。

それも決して間違いではございませんが。。。

歴史を遡って説明したいと思います。

まず日本ではあまり気にされていなデニムとジーンズの違いですが、「デニム」は厚手の綾織物の生地のこと、「ジーンズ」はそれらの生地でできた衣服のことになります。

デニムの語源は、実は南フランスの街ニームと関係がとても深いんです。

ニーム地方の綾織物という意味で、フランス語の「Serge de Nimes セルジュ・ドゥ・ニーム」からきていると言われています。

この地域は温暖な地中海性気候であり、19世紀綿花の栽培が盛んに行われており織物生産地として繁栄していました。

このニーム地方の生地をリーバイスの創設者リーバイ・ストラウス氏がアメリカで労働着として製造販売したのが始まりで、発音しやすいように「デ・ニーム」に変化し、やがて「デニム Denim」へと変化したと言われています。

また「ジーンズ」という言葉は、イタリアの「ジェノバ Genova」に関係しています。

新大陸のアメリカ人たちがジェノバから来ていた船乗りたちが着ていたズボンの素材やあるいはズボンそのものを、「ジェノバ製」という意味の「ジェンズ (Genes)」

あるいは「ジェノワーズ(Genois)」、その呼び方がやがて「ジーンズ」と発音されるようになったと言われています。

アメリカと衣服の歴史に革命的な出来事が起きます。

1848年の金鉱の発見です。

一攫千金を夢見た人が、世界中から大勢カリフォルニアに集まりゴールドラッシュに涌くサンフランシスコで、世界で最初のジーンズは生まれました。

19世紀中期、ゴールドラッシュに乗じてアメリカの労働着として広まります。

皆さまご存知、リーバイ・ストラウス社の誕生です。

まだこの頃は労働着としてのジーンズ。

現在のファッションとしてのジーンズの発起人となるのが、1950年代エルヴィス・プレスリー。

映画「監獄ロック」で見せたスタイルが当時の若者の最新ファッションとなり、ファッションとしてのジーンズが確立されていきました。

そして、ジーンズは現代ファッションに欠かせないものとなりました。

生まれ育ったのはアメリカ、名付け親がフランスみたいな感じでしょうか。。。

アメリカのデニムにはない都会的な匂いと、どんなスタイルにも合う汎用性がフレンチデニムの特徴です。

今回はSollecitiのPコートに合わせ、ラグジュアリーでコンテンポラリーなスタイリングにしてみました。

良い細さのシルエットが、ボリューミーなアウターとのバランスがとても良いんです。

シルエットは2型ございまして、こちらのSTRAIGHTと。

こちらがSEMI SLIM。

絶妙な差ですが、個人的にはSTRAIGHTが好みです。

前回の入荷でも、いつの間にか無くなっていましたので、是非お早めにお求めくださいませ!

AVN(エーブイエヌ)のデニムはこちら

PROFILE

guji

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From Staff


Charles and Ray Eamesの言葉、「Take a Pleasure Seriously」=「楽しいことを真剣に…」を共通の価値観とし、ベーシックなアイテムに「色」「艶」「夜」というキーワードのもと、ビジネスからオフまでの「勝負服」をセレクトしています。

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