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できるオトコはこなし上手 vol.17ジャケット上手は色柄上手

2024.11.01

ラグジュアリーでスポーティなスタイル&アイテムが浸透するなか、ふと気づくと「最近、色とか柄とか着てないかも」という方は少なくないのではないでしょうか。モノトーンや、ベーシックカラーが主体のラグスポに色柄アイテムを取り入れると、“ラグ”感が弱まって、“スポ”感が強まりがちです。そんなとき、できるオトコは慌てず騒がず、色柄もののテーラードジャケットを手に取るのです。


色柄を取り入れるならジャケットが便利

タリアトーレ / ウィンドゥペン 2つボタン ジャケット 129,800円
セッテフィーリカシミア / BR別注 コットン&カシミア クルーネックニット 69,300円
ピーティートリノデニム / BR別注 ブラックデニムパンツ 45,100円
シーキューピー / スウェード スリッポンタイプ スニーカー 55,000円

色や柄は個性を主張するためにも大切なエレメント。しかしラグスポなアイテムにはどうも色柄のバリエーションが少ないものです。原色系の素材はなんとなく安っぽいし、プリント柄は陳腐に見えがちですし…。そんなとき、手に取りたいのが色柄のテーラードジャケットです。上質なジャケットには、ストライプやチェックといったクラシック柄が秋の色味で用いられてますし、吟味されたニュアンスカラーが上品さを醸すもの。これらを着こなしに取り入れることで、簡単に個性を発信することができるのです。

たとえばタリアトーレのジャケットはグレージュのウィンドゥペン。ニュアンスのある淡い色味に太幅ピッチの格子柄が知的でラグジュアリーなムードを醸します。インナーは今っぽくクルーネックのニットでOK。ボトムズは「ジャケットにはグレスラ」なんて常識に縛られず、デニムでラフに合わせても、ジャケットがもつ上品さでスタイリングも品格を保てます。

ごく定番の着方なのに、なんとなく忘れていたこんなカジュアルジャケットスタイルも、できるオトコなら日々のローテーションに上手に取り入れてこそ。モノトーンラグスポに慣れてしまった都会の大人たちをあらためて開眼してくれるのではないでしょうか。

ジャケットスタイルなら“色”を着るのは簡単

ガボ / カシミア ハウンドトゥース 3つボタン ジャケット 315,700円
フェデリ / シルク&カシミア タートルネックニット 116,600円
インコテックス / 【限定販売モデル】テクノフランネル 1プリーツパンツ(ブラック) 56,100円
ブラン / セルフレーム サングラス(ブラック) 38,500円

「色を着る」のに選択肢が少ないことは、大人のラグスポではちょっとした弱点かもしれません。上品な淡色ならラグスポなアイテムにもあるのですが、ちょっと濃いめの原色系アイテムはスポーツ色が強く、大人が街着として着づらいアイテムとなり、なかなか手を出せないもの。そんなときも、ラグジュアリーなテーラードジャケットなら、気品のある色柄素材を選定しているだけに、誰でも簡単に色を楽しめるのです。こういうセレクトができるオトナほど、きっと周りからセンスあると思われるものです。

たとえばここではハウンドトゥース柄のカシミヤジャケットに、パープルのタートルニットを合わせてみました。モノトーンなラグスポスタイルと相反するこのような色柄の組み合わせ方は、テーラードアイテムならでは。ここではノーブルな印象のダーク系パープルを使いましたが、モノトーンの柄ジャケットなら、どんな色でも受け入れてくれます。普段は着ない色もニットで挿してみると案外簡単に着こなせるんです。

ネイビージャケットも色柄で主張できる

ティト アレグレット / ウール バスケット織り 3つボタン ジャケット 176,000円
マリア・サンタンジェロ / ロンドンストライプ シャツ 33,000円
フランコバッシ / ジャカード織り ドットタイ 22,000円
ムンガイ / リネン チーフ 6,380円

定番のネイビージャケットも、白シャツではなくあえての柄シャツコーディネートでタイドアップ。ジャケットと同じネイビーのロンドンストライプは、Vゾーンをしっかり主張してくれるアイテムです。額縁効果もあって縦のラインが強調されて、スラリと背筋も伸びるように魅せてくれます。

タイにドットを持ってきたのもパターン・オン・パターンの使い所。要所で柄×柄のテクニックを使うのも、こなし上手なできるオトコといえそうです。ネイビージャケット、グレスラという定番アイテムの組み合わせを、しっかりとVゾーンの色柄で主張できています。

都会的で大人のラグスポ一辺倒になったがために、没個性となってしまったと感じたら、ジャケットスタイルで色や柄を着こなしに取り入れる。つまりラグスポとクラシックを自由に行き来できるのが、現代の都会に生きる“できるオトコ”なのではないでしょうか。

CREDIT

Direction & Styling : 四方章敬 / Photo : 川田有二(Riverta Inc) / Hair : Takuya Baba(Sept) / Text : 池田保行 (ゼロヨン) / Design : 中野慎一郎(launch inc) / Model : JAUME(CINQ DEUX UN) / Production Management : 佐々木利浩(B.R.ONLINE) / Produce : 大和一彦 (B.R.ONLINE)

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