2022.11.10
戸賀さんがクリエイティブディレクターを務めるアウールの2ndシーズン。ここまでパンツ&ニットの注目どころを紹介してきましたが、今回はアウターのカテゴリーを紹介していきたいと思います。タウンユースに特化した機能性アウターやエレガントなコート、定番のライダースまで、戸賀さんの「街着」にフィーチャーしたラインナップです!
アウールの冬アウターは、戸賀さんのライフスタイルに合わせた充実のラインナップ。それゆえ、ラグスポなダウンアウターから、スーツに合わせるテーラードコートまで、リッチな大人に相応しい都会的なラグジュアリーカジュアルが多彩に揃っています。
「カジュアルユースもビジネスユースもできるアウターを考えたとき、ダッフルコートが浮かんだんだ。10年ぐらい前にショート丈のダッフルや、ニットのダッフルが流行ったの覚えている人もいると思うけど、それならダウンでダッフルコートを作ってみたらどうか、って。メルトンのダッフルはものによって重くて意外と温かくなかったりするので、軽くて、ちゃんと温かくて、ボリュームは控えめなほうがいいよね。」
戸賀さんのアイデアが形になったのがこちらのダッフルダウン。ナイロンシェルをシームレスにすることで、見た目のアウトドア感を抑えながら、軽く羽織れてしっかり温かい。ダッフルのポイントでもあるトグルはホーン(水牛)、コード&ループもレザーに見えるようなコーティングを施したり、コードの留め方に手作業を入れて、強度と迫力を増すなどして細かい部分にまでこだわりました。
「ホーントグルとレザー風ループといった細部にこだわることで、ラグジュアリーを知る人にも届くものに仕上げました。シルエットとフィッティングは、メルトン製ダッフルコートの基準に沿っているので、見た目にはほどよく細身だけど、しっかり温かく着られます。スーツの上からも羽織れて、機能的なのに可愛い大人ダッフルってとこだね。」
▲ アウール / ダッフルダウン (オフホワイト/グレー/ブラック)
カラーバリエーションには、戸賀さんらしく白をラインナップ。他はビジネスカラーに準じてブラックとグレーを用意しました。このダウン、見た目以上に様々なディテールにこだわっているのも、さすがはダッフルコートをよく知っている戸賀さんが作った一着ということがわかります。
「フードがしっかり保型できるように中にダウンを封入していたり、フロントを高めに設定することで風の吹き込みを防ぐとともに、見た目のギア感を確かにしてスポーティな印象を加えているなど、かなり細部まで手を入れているんだ。着丈もスタンダードなヒップと腿の中間ぐらいにすることで、流行に左右されず長く着られるようにしているのも、定番として長く着てほしいから。有りそうで無かったダウンダッフル。アウールの顔になるといいね。」
▲ アウール / PIACENZA カシミアチェスターコート (キャメル)
アウールの冬アウターには、クラシックなコートもラインナップされていました。こちらはいかにも戸賀さんらしい、カシミア100%のチェスターコート。ジャケット感覚で着こなせるフィッティングで、タートルネックニットとのコーディネートが実にエレガントにキマります。
「先ほどのダウンダッフルもそうなんだけど、このコートもあえてクラシックなチェスターコートのシルエットにこだわっています。流行りのコートはオーバーサイズでドロップショルダーなタイプだし、実際に企画段階からそういう声もあったんだけど、知性ある大人が長く着るコートは、あくまでクラシックなテーラードスタイルであるべきだと思うから。やっぱり本物を着たいよね。とは言え、斜めに取り付けられたポケットなので、クラッシック過ぎないディテールがアウールのアイテムに合わせやすいというところもポイントなんだ。」
そう言いながら、タートルネックニットにグレスラをあわせて、襟を立てて着こなす戸賀さんがチェスターコートスタイルのお手本。こんなにシンプルに着ても、カシミアならではのラグジュアリーな印象が薫りますね。
▲ アウール / PIACENZA カシミアチェスターコート (キャメル/ブラック)
素材にはピアチェンツァのカシミアを採用。世界最古の毛織物メーカーと言われ、かつてのイタリア王室御用達とされた高級生地メーカーを指名したのも、もちろん戸賀さんです。
「カシミアをやるならピアチェンツァと以前から決めていたんだ。安価なカシミアがいくらでも手に入る時代だけど、やっぱり本物志向のユーザーに届いでほしいので。そのぶん色数は絞られるけど、男のクローゼットに一着あるべき自信作が出来上がりました。クラシコイタリアを知る世代はもちろん、知らない世代にも伝わる一着になったと思っています。」
最後にご紹介するのはシングルライダース。いまやテーラードジャケットに変わる都会のアウターとして、クリエイティブな業界人から経営者までリッチな大人のユニフォームとも言えるアイテムですから、戸賀さんにとってもハズせないアイテムなわけですね。
「仲間内で集まると、全員ライダースっていうことがあるくらい、大人の定番になってるアウター。レザーはもちろんラムスキンでやわらかくて軽い着心地に仕上げています。じつはライダースって、デザインが決まっているからこそ、シルエットやディテールが大きくモノをいうところ。アウールではシルエットにこだわったのはもちろん、ジップをすべてブラックにすることでモダンなイメージを強調しています。」
そう戸賀さんが言うように黒ジップのライダースなら、ボトムズを黒や白で合わせたときもモノトーンな印象が際立って、モダンなデザイナーズライダースの雰囲気で着こなせそう。ダッフルコートのコードやチェスターコートのシルエットにこだわったように、ライダースのジップひとつにまでこだわるのは戸賀さんの繊細かつ的確なセンスを表現しているからこそ。この冬、戸賀さんのスタイルとライフスタイルをキャッチアップしてくれるアウターとして見逃せないコレクションは、早くも各方面から注目を集めています。
アウール西武池袋本店リミテッドコンセプトストア
日時:11月22日(火)まで
住所:西武池袋本店 5階(北A4) 紳士服フロア特設会場
お問い合わせ先:03-5949-2475 (西武池袋本店 直通)
[ SHOP情報 ]
・アウール阪急メンズ東京
東京都千代田区有楽町2-5-1 4F
TEL: 03-6252-5480
・アウール大丸東京
東京都千代田区丸の内1-9-1 8F
TEL: 03-6895-2381
・アウール ジェイアール名古屋タカシマヤ
愛知県名古屋市中村区名駅一丁目1番4号 8F
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・アウール阪急メンズ大阪
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