
2024.02.29
フェデリの8ゲージコットンニットは、毎年ご紹介している定番アイテム。1年の4分の3はニットを着ている戸賀さんですから、毎シーズン、クローゼットにはブランド問わず新作ニットを常備しています。今季のフェデリも、シルエットは完璧。ニューカラーも、絶品色が揃っていました。
▲ フェデリ / 8ゲージ クルーネック コットンニット
▲ ピーティートリノデニム / BR別注 グレーデニムパンツ(ROCK)
着込んで自分の身体に馴染ませて、少しくたびれたぐらいの「味」を良しとする服もありますが、パリッと新品の風合いを着たい服もあります。スーツなんかはその代表的なアイテムで、「着込んで味の出たスーツ」がビジネスシーンで相応しくないことは言うまでもないでしょう。
「ニットも新品のままで着たい服のひとつ。襟元や袖口のリブが緩んで型崩れしてたり、毛羽立ったり、毛玉ができたりしてるニットは、モノを大切にしてるんだなとも思うけど、場合によってはみすぼらしく見えかねないし、色落ちしたデニムが相応しくない場所があるように、毛玉ニットを着ない方がいい場所もある。特に公の場や人前に出る人はニットには気を遣った方がいいよね。」
一説によると、ニットの寿命は2年と言われているそう。つまり春のニットは、次の春着たらおしまい。2シーズンでサヨナラするなんて!
「少しでも長く着たいなら、ミドルゲージのコットンニットがいい。だからフェデリの定番8ゲージコットンニットは、戸賀の定番ニットなんだ。シルエットの完成まで試行錯誤してきただけあって、トップス1枚でもジャケットインにも着られる。春から初夏まで着て、秋一番にも活躍してくれるよね。」
確かに戸賀さんにお会いすると、フェデリのニットを着られているのをよく見かけます。豊富なカラーバリエーションが揃っているだけに、“イロチ買い”も余裕です。そこもまた毎シーズン、リピートされている理由なのでしょう。
▲ フェデリ / 8ゲージ クルーネック コットンニット
ホワイト/ブラック/ネイビー、 ブルー/ターコイズブルー/ダークラベンダー、カシスピンク/ピンクブラウン
世界三大綿のひとつといわれる綿花のなかでも希少な超長綿、スーピマコットンを使い、旧式の編み機を使った8ゲージ(1インチ間を8本の針で編んだミドルゲージ)。低速で編み立てることで空気をたっぷり含んだやわらかなニットが出来上がります。極上の滑らかさは、素肌に着ても肌着のように心地よいのが特徴です。
「カットソー感覚で着られるのがコットンニットのいいところ。Tシャツを着ない戸賀のデイリーウェアであり、ドレスシャツを着なくてもジャケットが羽織れる仕事着でもある。カラーバリエーションはシーズンごとに異なるので、毎年選ぶのが楽しみでもあるんだ。」
戸賀さんが着用されていたのは鮮やかなターコイズブルー。その他、ネイビー、ダークラベンダーなど、ブルー系のバリエーションが多いのも今季の特徴です。
「フェデリというニットブランドの実力を最も表現できているアイテムだと思う。ウールのニットよりシーズンもシーンも着る機会が多いっていうのはSDG‘s的でもあるし、戸賀にとってはワードローブの主役といってもいい。今年もお世話になります!」