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トガオシ。Vol.2551枚で華やぐフェデリのニット

2023.03.23

ニットマスターの戸賀さんが、今季これはと注目したのがフェデリのコットンニット。とくに編み立てにこだわったパイル風ミドルゲージは、+モードな着こなしに最適と太鼓判です。イン&アウトに着こなせて「ラグジュアリーな時計ともマッチする」とは、どういうニットなのか、御覧ください。


編み立てはモード感あるミドルゲージ

フェデリ / 7ゲージ クルーネック ニット (パープル)

戸賀さんにとってニットは、ドレスシャツに準じる重要アイテム。オフはもちろんオンのシーンでも、ジャケットを脱いだら上質なニット姿でいることは、タイドアップスタイルと同じぐらいの礼節を大事にしています。

「ドレスシャツと同じ感覚で着たいからこそ、ニットのクオリティにこだわるし、毛玉や型くずれは、白いシャツのシワや黄ばみぐらい許せない。シャツは消耗品と割り切っているけど、ニットもシーズンごとに買い換える理由はそこだよね。」

そんなシーズンごとにクローゼットのニットを入れ替えする戸賀さんが「これなら長く着られそう!」と納得したのが、フェデリのコットンニット。7ゲージとミドルゲージに属するニットは、素肌に着たときに上質コットンならではの肌あたりが軽い着心地です。パイルのように目の詰まった編み地は、通気性を確保しながらもふっくらと立体感のあるルックスで、品の良さが際立ちます。

「ローゲージはアウターニット、ハイゲージはインナーニットって一般的に分けるけど、ミドルゲージって中途半端さが否めない難しいアイテム。それなのにフェデリなら、こういう表情が出せるんだってところが新鮮だよね。起毛じゃないし、スウェットでもない、ニュアンスある表面感はイタリアニットの技術力を感じさせる。編み立ての風合いにモード感があって、デザイナーズっぽい雰囲気は、コットンニットの着方としても新しさを出せるんじゃないかな。」

表情ある編み立てが1枚でもインナーでも映える

「ミドルゲージなのにハイゲージ並みの編み立て感があるから、インナーニットとしてはもちろん、一枚で着たときもパイルっぽい表情がこなれて見えるんだ。今日はホワイトデニムで合わせたけど、グレスラにも似合うし、ウールだけでなくコットンやリネン混紡のジャケットでも合わせやすそうだね。」

派手過ぎないパープルの発色は、後染めならではのニュアンスあるカラー。リブ襟の接続は縫い合わせではなく「減らし目」と呼ばれる高級ニットならではの技法を用いており、伸縮性に富むうえに、ヨレたり型崩れもしにくいのです。これなら、長く愛用してもくたびれた感じがしなそうですね。

ひと目で「良いニット」が伝わる色出しとシルエット

▲ フェデリ / 7ゲージ クルーネック コットンニット
ブラック/ブルー/パープルホワイト/レッド

「コットンニットの季節に、間違いのない選択肢。はっきりした色目は挿し色にはもちろん、ジャケットを脱いでトップスをニット一枚で出かけても、存在感があるから、いいニットを着ていることが周りに伝わるよね。足元は上品なレザーローファーとか、大人のラグジュアリーなスニーカーとかが似合いそう。高級腕時計とも高いレベルでマッチングしそうだしね。」

先ほどの上品な色出しで注目しているパープルの他、ブラック、レッド、ホワイト、ブルーの全5色がラインナップされていました。スリーブは細身にフィットしながら、ボディが程よい余裕を出せるように設計された独自のサイズスペック。日本人の体型にも着こなせて、美しいシルエットを描くのも、日本のセレクトショップと長く付き合いのあるフェデリが研究に研究を重ねているからなのでしょうね。

カットソー感覚でインナーニットに最適なシリーズ

▲ フェデリ / ハイゲージ クルーネック コットンニット
ブラック/ネイビー、 ▲ ホワイト/レッド/パープル

こちらは、先ほどの7ゲージニットより、やや高密度に編まれたコットンハイゲージ。スーピマ綿を採用しているため肌触りは極上で、そんじょそこらのコットンニットとは比べ物になりません。インナーニットとして、オンのシーンで着ても上品さを醸してくれるので、カットソー感覚で着こなせそうです。

「コットンのハイゲージニットは、肌当たりが気になるアイテム。強撚糸の硬い着心地が苦手な人にも、スーピマコットンはいいよね。中にシャツを着る時も、もたつかないシルエットであって欲しいとか、襟もとがダルダルにならないで欲しいとか、そういう声もしっかり反映されているね。」

フェデリのニットの特長の一つでもある、柔らかく空気を含んだ編み立ては、旧式編み機の賜物。フェデリは世界的にも希少な編み機を所有していて、今も大切にメンテナンスしながら使い続けられています。この編み機を使ったニットは効率を重視した最新の高速編み機では出せない、なんとも言えない風合いがあるのです。

「伝統的な技術を用いて、新しい価値を作り出すのはクラシックラグジュアリーの本質。フェデリは、イタリアのハイセンスとクラフツマンシップが見事に融合したものづくりをしているニットファクトリーだよ。フェデリの良さは、いいものをたくさん知っている人ほど響くんじゃないかな。」

CREDIT

Producer : 大和一彦 / Photographer : 鈴木泰之 / Writer : 池田保行 (ゼロヨン) / Designer : 中野慎一郎

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