
2018.11.11
最近、戸賀さんのSNSやブログでちらりと見えるクラッチバッグが気になりませんか? レザーのキルティングに鏡文字で何やら文字が書かれている、あのクラッチバッグの真相に迫りました。
「じつはこれ、僕が別注したスマートクラッチ。素材からサイズ、使い勝手の良さまで、リアルに僕が欲しいと思っていたアイデアを形にしてもらったんです。」
アントニオ・クリスティアーノはナポリのバッグブランド。これまでレディスが主体でしたが、今秋からメンズがスタートしています。そこで日本展開の相談にのっていた戸賀さんが、以前から温めてきたアイデアを持ちかけたところ意気投合。別注モデルが完成したというわけです。
「このテのクラッチバッグを僕はスマートクラッチと呼んでいます。スマホはもちろんクルマのキーや家のカギを入れて、紙幣はやカードはそのまま入れて大型の財布感覚で持ち歩くのにちょうどいいバッグです。ゴルフのプレー中に持ち歩くカートバッグの感覚ですね。ラグジュアリーブランドのクラッチをいくつか持っていたのですが、ゴルフ中に持ち歩くには大げさだし、雨が降ったりしても嫌だし、もっと気軽に持ち歩けて、しかもちゃんとステイタス性もアピールできる、そんなスマートクラッチが欲しくてリクエストしたんです。」
外側はリアルレザーのキルティング。某パリのレディスラグジュアリーブランドのソレをイメージさせながら、しかも白という色が洗練された印象です。以前から「大人は秋冬こそ白!」と言い続けている戸賀さんだけに、納得といったところでしょう。この日も白フェイスの腕時計とコーディネートされていました。
「この文字、気になるでしょ。これはショーウィンドーや鏡に映ったときに読めるんですが、じつはアントニオ・クリスティアーノのナポリのファクトリーの所在地なんです。デザイナーのアイデアなんですが、なかなか洒落てると思いませんか。」
Producer : 大和一彦 / Photographer : 鈴木泰之 / Writer : 池田保行 (ゼロヨン) / Designer : 中野慎一郎