
2022.01.27
毎年、今時分に春物ニットのセレクトをお話しさせていただいていますが、戸賀さんのニット選びの基準はシルエットはもちろん、極上の発色なのだそう。毎シーズン、新しいカラーに挑戦している戸賀さんですが、今季はどんなカラーを選ぶのでしょう。伺ってきました。
▲ フェデリ / クルーネック ニット (8G SUPIMA COTTON) / (エメラルドグリーン)
春物に新作ニットが出揃ってきまして、ニット好きの戸賀さんの本領発揮といったところ。最近は毎シーズン、新しいカラーニットにトライしているようです。
「白は大好きだし、黒、グレー、紺は定番色として揃えておきたいところ。そこへチャレンジカラーとして、毎シーズン新しい色に挑戦するようにしてるんだ。去年は鮮やかなブルーやピンク、ターコイズ系だったけど、今年はグリーン系に注目してるよ。」
そう言われて今日のニットは、フェデリからエメラルドグリーンの新色コットンニット。最上級スーピマコットンならではの極上の肌触りと、旧式の編み機を使ってゆっくりと編み上げることで空気をたっぷりとふくんだコットンニットは、素肌に着たくなるほどの上質タッチです。
「ミドルゲージなので見た目はちょっとラギッド感もありながら、肌触りがめちゃくちゃ滑らかなのがフェデリのコットンニット。美しい発色も特筆モノで、個人的にはカーキとグリーンと、このエメラルドグリーンに注目したんだけど、着てみたら、一番明るいエメラルドがしっくり来たね!」
かなり勇気が要りそうなカラーも、戸賀さんは躊躇なく着られます。これって、上級向けかな? と思ったのですが、戸賀さん曰く「派手色ニットこそ1枚で着るべき!」とのこと。まだ気後れしてる人、勇気をもってトライしてみません?
▲ フェデリ / クルーネック ニット(8G SUPIMA COTTON) / (ブルー)
もう一色、ブルーをチョイスした戸賀さん。こちらはネイビーよりやや明るめで若々しい印象ですね。
「ベーシックカラーのニットは同じ色を買い足すよりも、ほんのちょっとだけトーンを変えてみると新しい発見があると思う。いつもと違った色を着ると、新しい自分を発見できるし、着られる服の幅が広がれば、それだけ服選びが楽しくなるからね。」
確かに、年齢が上がるほどコンサバティブになりがち。いつも同じ服ばかりになってしまうと、気持ちも老けやすいような気がします。いつも新しい服に袖を通すことで、気持ちも若返りますよね。
「ちょっと派手かなと思うニットも、夜のレストランなんかでは、全然浮かないもの。むしろ意外とこれぐらい派手な色のほうが、場に馴染んだりするもので、食事もレストランの雰囲気も楽しめるよね。まずはアウターを重ねて、差し色としてトライしてみて。きっとすぐにニット1枚で着たくなるから!」
▲ フェデリ / クルーネック ニット (8G SUPIMA COTTON)
グリーン・カーキ・エメラルドグリーン / ネイビー・ブルー・ライトブルー / ラベンダー・ライトピンク・レッド / ホワイト・ブラウン・ブラック
フェデリのスーピマコットンカラーニットは、定番色から新色まで今年は15色をラインナップしています。ここでは全12色をラインナップしましたが、この後、まだベージュ、イエロー、オレンジの3色が入荷予定だそう。
「去年はターコイズカラーが、大ヒットしたらしい。僕が着たからってわけじゃないと思ってるけど、一度でも新しいカラーニットを着てみると、意外と楽しいってことに気づいたんだと思う。」
美しいカラーバリエーションと、極上の肌触り。一度着たら、きっと気分を変えてくれますよ。