
2022.01.13
「冬は大人が白を着るのに最適な季節です」。そう言い切るのは“ウィンターホワイト”の伝道師・戸賀さんです。冬に限らず、通年白を愛する戸賀さんが、「冬こそ白!」と言い切る、その理由について伺ってきました。
▲ セッテフィーリカシミア / BR別注 クルーネック ニット (カシミア&シルク)
冬は、なんとなく黒っぽい服を着がちですが、さすがはウィンターホワイトの伝道師、戸賀さんはニット&パンツを白でまとめた格好のスタイリングです。
「白を着ると若々しく見えるのに、なぜかおじさんって、白を敬遠しがちだよね。白はラグジュアリー感のある色。大人こそラグジュアリーな白を着るべきなのにね。汚れやすいと思ったりするのかな。つねに白さを保つことは、清潔感にもつながるし爽やかさを保つためにも積極的に白を着たいよね。」
今日の戸賀さんは、シルカシのニットにホワイトデニム。シンプルな着方ですが、トップスのスエードライダースが1点映えるコーディネートですね。ブラウンスエードが爽やかに見えるのも、白と合わせているからなのでしょう。
「白って本来は無色なので、どんな色とも合わせやすい色なんだ。色合わせがどうだろうか悩む必要がないし、コーディネートもしやすいお助けカラー。白を使うだけで、ブラウンとの色合わせでも野暮ったくならなくて自然とラグジュアリーに見えるだよね。それに大人が白を着るなら、絶対に夏より冬がいいのにも理由があるんだ。」
え、そうなんですか? 夏って白のTシャツやパンツを穿きがちなので、トライするなら夏場かと思っていたんですが…。
「白Tは、オヤジにとって鬼門なんだよ。透けたり、ゆるんだ体の線が目立つからね。冬ならニットやジャケット、シャツなんかで白を着れば、アウターで補えるので体のラインも際立たないでしょ。いまから白を着慣れておけば、春からは薄手のアウターを重ねて、夏はポロシャツや戸賀の愛用しているサマーニットに乗り換えよう!」
確かに、今時分ならインナーを白にするだけで、さらっと爽やかな大人のスタイリングができそうですね。ついつい黒を着がちだった方こそ、白に切り替えるのはいいタイミングですね。
「白が似合わない人はいないからね。誰だって着こなせる色なんだから、気兼ねなく着るのが一番だよね。唯一のアドバイスは、トマトソースにはご注意を!」
Producer : 大和一彦 / Photographer : 鈴木泰之 / Writer : 池田保行 (ゼロヨン) / Designer : 中野慎一郎