
2019.02.21
以前、カシミアのショールカラーニットをご紹介した「セッテフィーリカシミア」から、春夏のニットが登場。なんと10色ものカラーバリエーションを揃えるなか、戸賀さんオススメのカラーをご紹介します。
▲ セッテフィーリカシミア / ハニカムメッシュ クルーネック ニット(リネン・コットン)
▲ ピーティーゼロウーノ / 1プリーツ ストレッチ トロピカル パンツ(スペシャル リクエスト)
上質なニットには大人の余裕が表れるもの。戸賀さんの優雅な午後には、もってこいのアイテムです。ニットは「セッテフィーリカシミア」。高級カシミアのみを取り扱うラグジュアリーニットブランドですが、春夏にはコットンやリネンなどのニットもリリースしています。
「しかも、そのどれもが最高級のものばかり。これはリネン×コットンのクルーネックニットです。ハニカム編みが特徴で、1枚ではもちろん、上からジャケットを羽織ったときも、普通のニットより洒落た感じに仕上がります。僕は一年中白が好きで、白Tシャツに頼りたくなる夏でも白ニットを着るんですが、このニットの白は “白度(はくど)” が別格。いわゆる “ピュア白” なんです。そのまま1枚で着ても、薄手のジャケットを羽織っても、Tシャツ以上のオーラが出せるんです。」
戸賀さんといえば「冬こそ白」ですが、冬に限らず「年中白」ならオーラも半端ない量が出せそうです。こちらのハニカムニットは、全10色をラインナップ。そのなかから、戸賀さんが気になるカラーをピックアップしてご紹介していただきました。
▲ セッテフィーリカシミア / ハニカムメッシュ クルーネック ニット(リネン・コットン)
▲ ピーティーゼロウーノ / 1プリーツ ストレッチ トロピカル パンツ(スペシャル リクエスト)
ネイビーのニットなら誰にでも似合いそうな落ち着いた雰囲気です。最近ではオフィスカジュアルの機会も増えていることですし、このままデスクに向かっても違和感はないはず。ネイビージャケットを羽織れば、そのまま外出だってできそう。
「シンプルにグレスラと合わせるだけで着こなしも簡単です。それに大人のニットって、ゆったり過ぎておじさんぽかったり、逆にタイト過ぎてむちむちしてしまいがちですが、セッテフィーリのニットは、ほどよいフィット感でスマートに見えるんです。スリーブの細さが、ソレを物語っていますよね。オフはもちろん、オンでもスマートさが映えるのではないでしょうか。」
▲ セッテフィーリカシミア / ハニカムメッシュ クルーネック ニット(リネン・コットン)
▲ ピーティーゼロウーノ / 1プリーツ ストレッチ トロピカル パンツ(スペシャル リクエスト)
こちらは戸賀さん愛用の「トガベージュ」にも近しい色。「マスタード」という色名です。明るめベージュのニットはスポーティな印象で着こなすのに良さそうです。
「ポロシャツ感覚で着るにもちょうどいいカラー。ベーシックカラーのパンツと合わせれば、着こなし方だって難しくないですし、他の色と比べてもベージュ系のトップスは、時計のケースや文字盤の色だって気にせず、なんでも似合うんです。僕なら、インに襟付きのポロシャツを着て、ゴルフに着ていこうかな。でも、ちょっともったいない?(笑)」
メッシュ風のハニカム織りは、見た目にも涼しげ。意外と目が詰まっているので透けることもなく、重ね着不要で着こなせます。インにTシャツを着てもいいのですが、1枚で着ても素肌が気持ちよさそうです。
「以前のショールカラーニットもそうだったけど袖を通して実感するのは、セッテフィーリカシミアは、カシミア以外も上質なニットを作るのが本当に得意なブランドだなということ。カシミアはとろけるような肌触りですが、このリネン×コットンもさらっとドライで気持ちが良い。リネン混って、ちくちくすることがあるんだけど、これはシャリシャリしていて、強撚のコットンニットみたい。だけど一般的なリネンよりも柔らかくて、ずっと触っていたくなるほど。これなら夏場でも、通年でも余裕で着られます。素材選びも、目の付けどころがいいですよね。」
「セッテフィーリカシミア」とブランド名に “カシミア” が付くのに、あえて “カシミアじゃない” ニットに注目する戸賀さんの視点もまた、目の付けどころがいいですよね。
Producer : 大和一彦 / Photographer : 鈴木泰之 / Writer : 池田保行 (ゼロヨン) / Designer : 中野慎一郎