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「ヒルトンと言えばスーツ」というのはもちろんですが、じつはニットの人気がものすごいことになっていて、なんとこれまで毎シーズン完売を記録する伝説を作り上げてきているんです。そしてもちろん、今季もその伝説を更新するのは、ほぼ確実という状況。ヒルトンのブランドディレクターを務める戸賀さんも、嬉しい悲鳴だそうです。

あの伝説の完売ニットが今季はなんとカシミアに！

▲ ヒルトン / カシミアクルーネックニット (ブルーグリーン)
¥26,400 (税込)

今春のニットTはEC分が2日で完売、ロングスリーブも完売という予想以上の反響に驚きを禁じ得なかったという戸賀さん。買えなかった方から、SNS等でDMが大量に届いたことで事の重大さを痛感されていました。

そこで今回は、ヒルトン側も体制を変更。先行販売をネットに限るなどの手立てを見直したのだそうです（※詳細は後述）。そんな秋のヒルトン第一弾となる”トガニット。”、どんなラインナップになっているのかをさっそく戸賀さんに伺いました。

「今回は、満を持してと言うか、ようやくと言うか、戸賀が以前からやりたかったカシミア100のニットをリリースします！これまで安価なカシミアに散々騙されてきた人が、ちゃんと納得のいくものであり、且つ、初めてカシミアを着る世代にも本物を知ってもらえるクオリティ。これを追求して素材の吟味には時間を費やしました。同時に１シーズン着て終わりにしたくないのでタフネスも考慮。その丁度いいバランスを探るのに試行錯誤を重ねました。」

そう言いながら見せていただいたクルーネックのカシミアニットは、たしかにその繊細な毛足のタッチは上質そのもの。なんでも、まだ世の中に安価なカシミアが出回っていなかった頃の、良質なカシミアタッチを追いかけて、やっと見つけた素材だそうです。

「シルエットは、これまでの完売ニットをベースにしながら、インに着ることを想定して少しだけ身幅を絞っています。ほんの少しなので、十分幅広い世代に着てもらえるはず。ちなみに戸賀はサイズLでした。インナー使いはもちろん、１枚でもしっかり主役になれるカシミアと自負しています！」

目指したのはスーツに似合う“トガニット。”

▲ ヒルトン / カシミアクルーネックニット (ライトグレー)
¥26,400 (税込)

クルーネックニットをスーツのインに着るのは、もはやトレンドというより常識な戸賀さん。このカシミアニットも、もちろんスーツ合わせを意識しています。

「あまり繊細すぎるカシミアは、扱いがデリケートにならざるを得ないので、早々に毛玉ができたり型崩れもしやすいもの。でもそういうカシミアをヒルトンで展開するのは、ちょっと違う。そこで48番手という細番カシミアの梳毛糸を使い、16ゲージで編み立てることで、目がしっかり詰まり、スーツが似合うニットに仕立てました。」

カシミアニットはジャケットを着た時も脇や袖などこすれる箇所が心配なもの。しかしこちらは、なるほど…たしかに表面は繊細ですが毛足はそれほど長くなく、撫で回してもみても毛玉になりにくそうです。

「フワッと感を押さえることで、スーツにも合わせたくなるカシミアニットに仕立てました。これなら、秋冬素材のスーツにも合うし、多少経年変化したとしても着込んで体に馴染んだスーツのように楽しめるはずです。」

もちろんカジュアル使いもお手の物です

▲ ヒルトン / カシミアクルーネックニット (ブラック)
¥26,400 (税込)

スーツだけでなく、カジュアルにも似合うカシミアは、戸賀さんが着こなすライダースのインに収まるフィッティングがしっかり考えられています。テーラードジャケット代わりにライダースが市民権を得ている今、インナーのフィット感は重要ですよね。

「着丈や袖丈はもちろんのこと、身幅やスリーブの細さ、編み地の厚みにまで徹底的に拘ったから、オンはもちろんオフも着たいヘビロテニットが実現できました。スーツに合わせてクラシックに、カジュアルに合わせてモダンにも。シンプルなニットは、あらゆるスタイルに使えるからこそ、手を抜きたくないアイテムなんだよね。」

定番色から差し色まで5色をラインナップ

▲ ヒルトン / カシミアクルーネックニット

戸賀さんの拘りがたっぷり詰まったカシミアクルーネックは(上から時計回りに)ブラック、ライトグレー、チャコールに挿し色使いしたいブルーグリーンとミッドナイトを加えた全5色。使いやすさを重視したカラーパレットで、誰にでも似合いそうです。

「ただ単にカラーバリエーションを増やすことはせず、ベーシックカラーを中心に差し色を１～２色。オンでもオフでも着やすい、そして合わせやすい色に限ったんだ。価格もヒルトンのスケールメリットを十二分に活かした、このクオリティでは信じられないレベルになっています。」

さらにさらに！ カシミアタートルもラインナップ

▲ ヒルトン / カシミアタートルネックニット (ブラック)
¥26,400 (税込)

クルーだけでなく、タートルネックも用意されているのが今回のカシミアシリーズ。タートルの首周りがチクチクするのが苦手という方も、カシミアなら滑らかな肌触りで安心です。

「タートルは、それこそスーツやジャケットのインナーとして欠かせないよね。ネックが伸びてダルダルになったり、毛玉だらけで残念なことになりにくいカシミアを選んだので、ぜひ試してみてほしい。黒のタートルは鉄板として、もう１色ぜひ！」

戸賀さんが着ているスーツはもちろん今季の新作。ジャージー素材を使ったアドバンス モデルは、シワに強く出張などはもちろん着心地が快適なだけでなく、ノータイでも着こなせる、リッチでモダンな大人たちのためのスーツです。ヒルトンのタートルとの相性がいいのも頷けますね。

タートルはスーツと同系色合わせもおすすめです

▲ ヒルトン / カシミアタートルネックニット (チャコール)
¥26,400 (税込)

こちらのスーツはアドバンスモデルではなく、ロロピアーナの「ジランダー」を採用したクラシックモデル。そうなんです、このタートルニットは、クラシックなスーツにも似合うんですね。お手持ちのスーツと合わせられるので、着回し力も抜群ですよ。

「クルーネックは差し色使いが新鮮だけど、スーツと同系色で合わせるとモダンに見えるかな。加えて、このタートルはひとつ折りでちょうどいい長さに設定しています。クラシックなスーツにはひとつ折りで着るのが正統派で良いよね。」

秋色を加えた定番5色で展開します！

▲ ヒルトン / カシミアタートルネックニット
¥26,400 (税込)

タートルネックニットのカラーバリエーションにはグリズリー(ブラウン)が入ります。これは秋冬のスーツ＆ジャケットとの相性を考慮してのこと。ツイーディなジャケットや、ブラウンスーツとの相性も良さそうですね。

「今回、クルーネックとタートルネックのカシミアニット店頭販売はB.R.SHOPのみ。10月4日夜8時からB.R.ONLINEのSPECIAL STOREで先行発売を開始したら、翌日の昼12時から実物をB.R.SHOPで試着できるようになります。洋服の青山のオンラインストアでは10月12日から販売開始されるので、どっちもスケジュール帳にメモしておいてくださいね！それでも完売しちゃったら、ごめんなさい。皆さんに届けられるように、すっごく頑張ったことだけは本当なので、ぜひ届いてほしいと思っています！」