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B.R.SHOP Recommend Style / 2024SS Vol.3白を主役にした
ジャケットスタイル〜後編〜

2024.04.05

男性のワードローブのなかで、もっとも重要なアイテムはジャケットであることに異論はないと思われますが、時代ごと、シーズンごと、その選択基準に少しずつ変化があることもまた事実。

素材はもちろんのこと仕立ても確実に進化を遂げた今シーズンのジャケットは驚くほどライトでコンフォート。そしてBRが推すのは"ホワイト"を効果的に取り入れたジャケットスタイルです。前編ではオンのジャケットスタイリングをご紹介しました。後編ではよりカジュアルなジャケットとそのスタイリングをラインナップしていきたいと思います。


ナチュラルカラーが決め手のJKカジュアル

タリアトーレ / リネン&ウール メタルボタンジャケット 124,300円
フェデリ / ショートスリーブ Tシャツ(ピンクブラウン) 24,200円
ベルウィッチ / ストレッチコットン 1プリーツ パンツ 30,800円
ジャコメッティ / スウェード モンクスリッポン 117,700円

「ジャケットカジュアル」といえば、まず最初に思い浮かぶ要素は色柄でしょう。ダークカラーよりライトカラー、ストライプよりチェックというのが気軽な印象を醸してくれます。素材も大切です。これからの季節はリネンの清涼感が外せません。

ここではダークカラーの対極として、オフホワイトのジャケットを選んでみました。ピュアホワイトではむしろフォーマル味が立ちますが、ナチュラルカラーの淡いトーンには、肩の力の抜けたリラックス感が漂います。素材はウール×リネン。麻を混紡することで表面に節立ったスラブ糸が浮くので、見え面はラフな印象を伴います。きめ細かく滑らかな織り感はドレス、表面感ある素材はカジュアルという選び方ですね。

インナーにTシャツを合わせるのは、カジュアルジャケットの鉄板。白Tでもよいのですが、ここではオフホワイトの系列色としてブラウンを。パンツも同様に系列色となるベージュカラーを合わせて、トーンバランスを整えることで落ち着いた印象のジャケットカジュアルが出来上がりました。

コントラストで魅せるリネンの新しい表情

デ・ペトリロ / ウール&リネン ジャケット 212,300円
フェデリ / シルク&カシミア ニット(チャコール) 93,500円
ピーティートリノデニム / BR別注 ホワイトデニムパンツ 42,900円
ジャコメッティ / ユタカーフ ローファー 113,300円

色柄ジャケットのなかでも、オフホワイトからベージュ、ブラウンといったナチュラルカラーのものは、ワンランク上のスタイリングができる印象があります。カジュアルとはいえ、目を引く色に頼るのではなく、あくまでジャケットのデザインやフォルム、素材の良さをアピールできるからかもしれません。

たとえばこちらのベージュジャケット、素材は先ほどと同じくウール×リネンですが、より滑らかなタッチで上質さが際立ちます。さらにラペルの返りを見れば見事な立体感が見て取れて、仕立ての良さが際立つフォルム。インナーにチャコールグレーのニットを合わせたところがコントラストとなって、新鮮な印象を引き立ててくれています。

ここでボトムズに白デニムをもってくるのもバランスを取るためのテクニック。足元の黒いローファーがいいアンカーになっているのもポイントです。このぐらいのメリハリがあると、ベージュジャケットが活き活き映えてきます。

上質ニットJKならこんなに上品

セッテフィーリカシミア / ミラノリブ ニットジャケット 85,800円
アンティーチポ / BR別注 スーピマコットン Tee 24,200円
ピーティートトリノ / ストレッチナイロン パンツ(Active) 42,900円
シーキューピー / スリッポン スニーカー 

カジュアルジャケットとして近年とくに人気の高いニット素材。ただしモノによっては扁平的でカーディガン然として見えてしまうこともあるので、選び方にはこだわりたいところではあります。

その点、ラグジュアリーニットブランド、セッテフィーリカシミアのニットジャケットは、ミラノリブを使った保型性の高い仕上がり。ジャケットらしい立体的なフォルムで、フィッシュマウス風のラペルの切り込みも、ヨレずにしっかり立ち上がっています。裏地など副資材を使わず、この形を保っているのは、ニットの特性をよく知るファクトリーならではの技術力なのです。

クリームカラーのニットジャケットは、胸ポケットを省き筒袖仕様にしたカーディガン感覚でありながら、しっかりテーラード顔の上品さ。スーピマコットンの上質な白Tを効かせて、ボトムズは黒のナイロンストレッチパンツをセット。デニムやコットンパンツで合わせるより、ぐっとモダンな雰囲気が出せるのは、この手の進化系パンツならでは。足元もスリッポンスニーカーで上級ワンマイルスタイルの完成となりました。

 

前編はこちらから


撮影協力:神奈川工科大学 KAIT工房


CREDIT

Director & Styling : 四方章敬 / Photographer : 野口貴司 (San・Drago) / Hair Stylist : Takuya Baba (Sept) / Writer : 池田保行 (ゼロヨン) / Designer : 中野慎一郎 / Model : ERIK J (EXILES HYPE) / Production Manager:佐々木利浩 (B.R.ONLINE) / Producer : 大和一彦 (B.R.ONLINE)

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