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伝統的なテーラードの手法を守りながら、コンテンポラリーなアプローチのスタイルに定評のある＜カルーゾ＞の【ゼロ】。その名の通り、軽い仕立てになっていて、ドロップに関してもほぼ0ドロップのボックスシルエット。ノーベントでややすっきり目のラペル、筒袖はミニマルでモダンな印象。組下のモデルは【ゼロ】。ワイドなフィットに、バックシャーリング、ドローストリングで履き心地はコンフォート。前立てもフロントボタンなどはないイージー仕様。それでもテーラード然として見えるのは高い技術力が故。一番の特徴はサイドシームがない仕様になっていること。筒のように丸くなっているため、他のパンツとは違う見え方になっている。素材はインコレクションにはないラルスミアーニのデニム。やや軽めのきれいな表情のインディゴデニム。ウォッシュを強く掛けていないため、着こんでいくことによって、自分のものになっていく、育てられる素材。オールシーズン使えるので、季節に応じて着こなしを変えていきたい。春にはシャンブレーやポプリンのスタンドカラーシャツ、夏は半袖カットソー、秋はスムースジャージーのドレスポロ、冬にはモックネックのファインゲージニット。足元はミニマルなスニーカーや、ローファーなどのシンプルなもので合わせたい。

detail：シングル2ボタン/ドロップ0/ノーベント/胸ポケなし/パッチポケット/筒袖

model number：21 ZERO NPN1M200ZN

＜CARUSO／カルーゾ＞

ナポリでテーラーを営んでいた、ラファエロ・カルーゾ氏により、1958年パルマに設立された＜カルーゾ＞。2009年、エレガントなライフスタイルを追求する趣味人であり、＜ブリオーニ＞を世界的なメゾンに成長させた実績を持つ、ウンベルト・アンジェローニ氏がCEOに就任し、老舗ブランドのリニューアルを果たしました。伝統的な手仕事のよさと、最新鋭の設備による合理性との融合に努め、その独自の立体裁断システム、またラインに見合ったハンドメイドのフォローを加え、絶妙な生産効率を生み出しています。