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guji Recommend Style / 2020SS Vol.1ホワイトに魅せられて

2020.04.14

大人のラグカジには、なんといっても「白」が効きます。でも、いきなりピュアホワイトを着るのはかなりの上級者なので、気軽な取り入れ方としてニュアンスあるオフ白からベージュカラーを着るのはいかがでしょう。ドレスにもカジュアルにも、大人のエレガンスが漂います。


ドレスに取り入れやすいリネン混の白ジャケット

サルトリオ / ウール&リネン 3Bジャケット
バグッタ / ロンドンストライプ シャツ
アットヴァンヌッチ / ジャカードストライプ タイ
ジャコメッティ / タッセルスリッポン
ジーティーアー / サイドアジャスターパンツ

白は今季のトレンドカラーのひとつ。でも白のジャケットなんてお洒落過ぎて…と躊躇されるかもしれません。そんなときはリネン混のものを選べば意外と気負わずに着こなせます。リネンのナチュラルな風合いとニュアンスあるオフホワイトの風合いは、まるで白シャツのように気軽に羽織ることができるからです。

たとえばこちらはサルトリオのオフ白ジャケット。アンコンタイプのLMモデルはパッチポケット式でスポーティなルックス。さらにウールリネンのホップサック生地を採用することで、カジュアルにもドレスにも着られる汎用性の高いジャケットになっています。こちらクラシコの「雄」、キートングループの一員ですので、仕立ての軽さとグラマラスなフォルムは絶品です。

ここではあえてタイドアップして着てみました。しかも赤いキャンディストライプのシャツに、これまた赤を基調にしたストライプタイを組み合わせた洒脱なコーデ。紺ジャケに合わせたらちょっと派手かなと思うようなVゾーンでも、白の分量がVの分量に勝るので、主張を抑えられるのが白ジャケのいいところ。お手持ちのちょっと派手めのシャツやネクタイ、どう着ればいいか悩んでいたら、こんなふうに白ジャケを使ってみてはいかがでしょうか。

ニュアンスホワイトはカジュアルにさりげなく羽織って

ベルベスト / 三織混 3Bジャケット
グランサッソ / 半袖ニット
ベルウィッチ / 2インプリーツ パンツ

こちらはベルヴェストの白ジャケです。数あるアンコンジャケットのなかで、もっともグラマラスといわれるベルヴェストのジャケット イン ザ ボックス。誰が見てもひと目で分かる、このやわらかなフォルムは、絞りこんだウェストから優雅に流れるヘム(裾)ラインはエレガントなシルエットを描いて、他所には真似できない色気を漂わせています。

素材はシルクを混紡したウールリネン。オフ白ですが、少しグレーがかった落ち着いた発色にはフォーマルも視野にいれた大人感が漂います。ならばとこちらのジャケットは、あえてカジュアルに着てみることにしました。

インナーはグリーンの半袖ニット。クルーネックのニットをカットソー感覚で着るのは、いまどきなスタイリングですが、このオリーブグリーンの色をインに差すのが今風で新鮮です。グリーンはカラーリングの組み合わせに悩みがちな色ですが、白ジャケなら余裕で受け止めてくれますし、ボトムズも黒パンにしたことで、オリーブグリーンの差し色が洒脱に映えます。

ちなみにスリムにフィットするジャケットには、ボトムズはワイドシルエットでコントラストを付けています。流行に左右されないジャケット イン ザ ボックスですが、ワイドパンツを合わせるだけで、ぐっと今っぽく着こなせますので。

カジュアルをランクアップさせるオフ白レザー

ルッフォ / レザーブルゾン
クルチアーニ / 半袖ニット
セラードアー / 1プリーツ サイドアジャスター パンツ
シーキューピー / スリッポン スニーカー

上質なレザーは、淡い色ほどその品質を物語るもの。たとえばこちらのヌバックレザーのジャケット、しなやかで手に吸い付くような質感で、誰が見ても極上レザーであることがわかります。これがハードな着方が似合う黒やネイビーなら、むしろ厚手のカウハイドが良かったりします。優雅で滑らかなヌバックなら、革質にはとことんこだわりたいですからね。

スタンドカラーのフロント4ポケット。フィールドジャケット風のフォルムですので、バサッと羽織るような着方がじつにハマるというもの。白ニットとのレイヤードは、新しいベージュの着方としても注目されている合わせ方です。しかもこんなブラウンカラーのワイドパンツを合わせても、リッチで上品なカジュアルスタイルにまとまりました。何を着ても上品カジュアルに仕上がるのも、ベージュ~オフ白レザーならではの奏功なのです。

カーディガン感覚で羽織るラグカジなオフ白

991 / 3B ニットジャケット
991 / 半袖ニット
T-JACKET / 1プリーツ ウエストシャーリング パンツ

全身白を着るのは、なかなかにハードルが高そうですが、オフ白から淡いベージュまでのニュアンストーンで重ねれば簡単にラグカジな趣が漂わせられます。その際、布帛よりニットのようが気兼ねなく着やすいもの。メインアイテムをリネンのニットジャケットにして、カーディガンのように羽織れば、ナチュラルにリラックスして白を着こなせるのではないでしょうか。

991のニットジャケットはまさにそんなカーディガンタイプ。7ゲージのざっくりとした編み感のジャケットに、ハイゲージの半袖ニットを重ねるニットのアンサンブル的な着方も、編み立てを変えることで立体感あるリッチな雰囲気。ニット・オン・ニットの淡いトーンが、上品なラグジュアリー感を漂わせます。

コットンリネンに含まれるリネン素材は「Vintage Lino」と名付けられた粗めの麻。ドライなシャリ感があり、夏場でも着られるほどの清涼感をですが、それもそのはず、このブランドは山形県・寒河江市で1932年に創業山形の紡績メーカー、佐藤繊維が手掛けるニットブランドで、いま世界中のバイヤーに注目されているんです。

なお、ご紹介したスタイリングを映像化したB.R.ONLINE ON FILMも公開中。gujiはもちろんのこと、gujiグループのウィメンズレーベルbigliettaのスタイリングもご覧いただけます。

B.R.ONLINE ON FILM
guji e biglietta 2020 Spring & Summer Collection

CREDIT

Producer : 大和一彦 / Styling & Direction : 四方章敬 / Photographer : SHIN ISHIKAWA (Sketch) / Hair : Takuya Baba (Sept) / Make : KIE KIYOHARA (beauty direction) / Writer : 池田保行 (ゼロヨン) / Designer : 中野慎一郎 / Model : Dylan VT (donna)、Valeriya Nikonova (donna)

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