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今シーズンの注目素材と言えば、いわゆる"化繊などを使ったシャカシャカ系"のモノ。チープに見えがちな素材だからこそ、クオリティーにはこだわりたいところ。長きに渡り名だたるビッグメゾンのOEMを手掛け、膨大なアーカイブコレクションを持つのがミラノの老舗としてヨーロッパ中に名を馳せるアウター専業ブランドの「Sealup(シーラップ)」。コチラであれば間違いありません。



コチラはもともとはリモンタナイロン素材でリリースされていたモデル。そのモデルの出来栄えが余りにも素晴らしかったので、B.R.SHOPとして素材載せ替えをリクエスト。シャカシャカに見えつつもシックでラグジュアリーな素材をと吟味したところ出会ったのが、コチラのSILKでした。上品な光沢と深い色出し、滑らかなタッチはまさにラグジュアリー。シルクは、熱伝導率が低いため四季を通じて外気の暑さ・寒さを伝えにくく体温を逃がさない、という特徴があるのでブルゾンの素材としても適しています。直に触れても肌に優しいというのも嬉しいところ。そして天然素材で"シャカシャカ"を控えめに表現出来るというのもシルクをリクエストした理由です。



「ミリタリー」や「サファリ」がキーワードの今シーズンに絶妙なタイミングでSeaupがリリースしたのが、コチラのボマージャケット。いわゆるフライトジャケットの一種です。非常にモダナイズされたシルエットとディティールが特徴的。コンパクトでありながら、丸みを帯びた適度なボリュームあるシルエット。立ち襟やカフス、裾リブの幅が大げさではなくモダンな印象を醸し出し、袖付けは前から見るとセットインに見えますが、後ろはラグランというスプリット・ラグランスリーブ仕様。シャープな見え方のセットインと動きやすさが得られるラグランのイイトコ取りな袖付けになります。後ろ身頃にはサイドシームに加え、デザイン要素として背中上部・センターに2本のシームとダブルステッチを入れるコトによりバックスタイルも実にスタイリッシュ。また、背抜き仕立てで裏地を配するコトで両胸に内ポケットが付き、機能性を持たせ着感向上に成功。その裏地もモダンなプリントが施され、ハンガーに掛けた状態でも高級感が溢れ出します。



SealupがビッグメゾンからのOEMオファーがひきもきらない理由は、同ブランドの圧倒的なクオリティーがあるから。加えて、近年ではOEM経験とそれによるアーカイブコレクションを巧みにミックスさせた程良いトレンド性と絶妙なバランス感ある自社製品をリリースしています。B.R.SHOPでは2015年から取り扱っており、コチラが2回目の別注となりました。今回も見事に別注に応えてくれたSealup。さすがに経験豊富なブランドだと脱帽いたしました。



着用スタッフは身長177cm/体重69kg/バスト96cmで、着用サイズは46です。

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