TITLE
2021.06.09
アパレル販売員を始めて2年。
それまでは一般企業の営業職。雨の日も風の日も、重い資料を持ってお得意先さんの元へ向かう。
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学生時代から洋服が好きで、バイト代はほとんど洋服に注ぎ込んでいた。
社会人になりスーツにも興味が湧いて、入社式ではセレクトショップで(ロロ・ピアーナ生地で)仕立てた一張羅のネイビースーツを着ていくほどだ。
「毎日バシッとスーツを着て、涼しい顔して仕事もバリバリこなしたいな」
と思っていたが、現実は違っていた。
営業部門に配属になり、ほとんどが外回り。スーツをカッコ良く着こなすなんて二の次で、いかに効率的に動けるか、お得意先を回れるかということが頭の殆どを占めるように。
「ん?自分が思い描いていた仕事って、こんなのじゃないぞ!」
と思ったのは、入社して5年経った頃だった。
"27歳、転職するには今しかない"
思い立って、入社式用のスーツを誂えたセレクトショップを調べてみると、アルバイトなら募集しているとの事。
年収減は少し気になったが、自分のやりたい事なのだから仕方ない。
僕はすぐさま転職を決めた。
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念願叶ってスーツ売場での配属に。
セレクトショップ販売員の朝は、お店のオープン1時間前から始まる。
掃除や商品の畳み、前日の売上動向を共有する朝礼などだ。
元々営業を経験していたので、接客には自信を持っていた。特に目上の方や年配の方と接するのは得意中の得意。
僕は1年間でみるみるうちに売上を上げ、アルバイト入社から翌年には晴れて社員に合格した。
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"接客が楽しくて楽しくて仕方がない。"
前職の時には思わなかった感情だ。
だが、売上を見ると社内にはもっと上が居る。
更に接客を極めるにはどうすれば良いか。
そこで、自分を更に印象付けるということをしていこうと思った。
自然と印象を付けるには...と考えた結果、"香り"という答えを導き出す。香りで自分の事を思い出して貰えれば...
一般的なメゾンブランドの香水だと人と被る気がするから、YOUFIRSTというブランドのものにした。
その中でも、"SPICES BOUQUET(スパイセスブーケ)"という香りに。
少しだけスパイシーな香りは、きっと印象に残ってくれるはず...
今日もコレをつけて、セレクトショップNo.1販売員を目指す。
PROFILE
From Staff
イタリア・ミラノより初上陸のフレングランスブランド YOUFIRST。イタリア産で全ての商品に地中海の花『Helichrysum Italicum』別名 黄金の太陽。古代から生命力の強さを持ち、"Immortelle(不死)"や"Semprevivo(常緑・不朽)"とも呼ばれる花を配合。ブランドのコンセプトは「REBIRTH」。忙しく目まぐるしい日常から思い出・感情・欲望・願望などのユニークで親密かつ深い、詩的で純粋な世界へと誘います。