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THE TRUTH -B.R.版『ウワサの真相』!? -  Vol.7 MAIDENS SHOP  バイヤー 平沢 達哉

2015.12.11

THE TRUTH  -B.R.版『ウワサの真相』!? - Vol.7 コミュニケーションの中で 感じた魅力を伝えたい MAIDENS SHOP バイヤー 平沢 達哉



Writer: 寺田慎一(4610) / Photographer: 鈴木泰之

奥原宿とも呼ばれる、神宮前2丁目で18年前にオープンし、アパレルショップとしての原点を大切にし、アメリカンスタイルをベースに歴史あるファクトリーブランドと、古きよき時代に インスピレーションを受けた現代のアイテムをミックスしたオーセンティックスタイルを提案し続けるMAIDENS SHOP(メイデンズ ショップ)。ファッションを愛する多くの人々を魅了する、個性ある品揃えの秘密をバイヤー平沢さんにうかがいます。

(株)メイデン・カンパニー リテイル事業部
メイデンズショップ バイヤー

平沢達哉 さん

神奈川県相模原市出身。服飾の専門学校を卒業後、大手セレクトショップで販売を経験。その時に出会った先輩の影響で欧米のワークウェアや、ジャケットやシャツといったトラッドなアイテムに傾倒してゆく。2008年、メイデンカンパニーに入社。メイデンズショップのバイヤーとして、海外の展示会にも出かけつつ、ショップ全体の指揮をとり、店頭での販売も行う。

作り手と話して知り得た
情報をお客様に伝えたい

B.R.ONLINE編集部(以下編集部)神宮前というファッションの激戦区に店舗を構え、コアな商品ラインナップに定評のあるメイデンズショップ。そのバイイングを一手に引き受ける平沢さんにとって、メイデンズショップとはそもそもどんなお店なのでしょうか?

平沢そもそもメイデンズショップは、アメリカンカジュアルをベースとするショップです。でもこれだけ聞くと、ただ古いものを集めているだけのショップに聞こえてしまいますよね

編集部ええ、確かに。でもこちらのお店はそんな風には全く見受けられません。

平沢そうなんです。アメリカンカジュアルをベースにしつつも、老舗のブランドだけでな、今後トラディショナルでオーセンティックになり得るであろう若いブランドも取り扱うよう心掛けています。

編集部具体的にはどのようなアイテムがラインナップされるのでしょうか?

平沢ワークも、ミリタリーも、新しい物でも、そしてヨーロッパ物であったとしても、良い意味でアメリカ的な土臭いアイテムってあるじゃないですか?そういったものを中心にバイイングしています。

【Individualized shirts(インディビジュアライズド シャツ)】

編集部確かに、オーラというか匂いというか、真摯に物作りに取り組んでいるブランドのアイテムには、その手の風格のような物が備わっていますよね。

平沢そうなんです! だからこそネットでも買い付けが出来てしまう時代ですが、ボクは必ず現地に足を運んで直接目で見て触ったものしかバイイングしないようにしています。だって、例えばケーブル編みセーターを写真で見たとしても、素材の良し悪しはわからないですからね。

編集部だからこそ、裏原宿というファッションの激戦区においてもお店のオリジナリティを出せているんですね。

平沢そうありたいと思っています。しかも現地で実際に物作りをしているデザイナーさんや職人さんと会話をしていく中で知った情報を、ボク自身が店舗に立ってお客様に説明できる、という点も強みだと思っています。

編集部確かに、バイイングと接客を同じ人が行うのは、この業界でも珍しいケースですよね?

平沢大きいお店になるとどうしてもそのふたつが別のセクションになってしまうので、商品情報を店員が理解しきれないケースが出てきますからね。そういったことを避ける意味でも、ボクのお店は、バイイングに関しても接客に関しても、常に“人対人”で勝負しているんです。どこで、どんな人が、どんな風に作っているのか。目に見えないものも大切にして、コンセプトの奥にあるものをお客様に伝えていくことが、結果的にはショップの理解に繋がっていくんだと信じています。

編集部確かに、アイテム自体もさることながらショップスタッフの商品知識も含めた人柄も、お店の魅力を左右する大きなポイントだと思います。ところでインポート中心のラインナップの中で、ドメスティックブランドもいくつか並んでいますが、これには何かバイイングをする際に気をつけていることはありますか?

平沢例えば、コモリなどはファーストシーズンから取り扱っていました。今ではずいぶんメジャーになってしまいましたが、デザイナーの小森さん自身が古着好きで、当時から現代的な素材を良い意味で野暮ったいデザインに乗せたアイテムには魅力を感じていたんです。これはいつかオーセンティックになり得るんじゃないか、って。そういう意味では、インポートのブランドとバイイングの基準は変わりませんね。

編集部古着がラインナップされているのも、セレクトショップとしてはユニークですよね。

平沢ボクがもともと古着好きだったこともあるんですが、これに関してはマニアもビックリするほどの稀少なアイテムを取り揃えるというよりは、あくまで新品の洋服との相性を考えて選んでいます。だからここには、ミリタリージャケットもデニムもシャツも、アメリカ物もヨーロッパ物も様々な物がならんでいますが、そのどれもがベーシックな物ばかり。これを実際に購入していただいても良いですし、お客様にはお店に並んでいるような新品の洋服の元ネタとして見て楽しんでいただいても嬉しいですね。

編集部ちなみに、メイデンズショップは海外ブランドの輸入や卸を行うメイデンカンパニーが運営するショップですが、メイデンカンパニーが扱うブランドに対してのバイイングは、どうされているのでしょう? 差し支えのない範囲(笑)でお聞かせいただけますか?

【ANDERSEN-ANDERSEN(アンデルセンアンデルセン)】

平沢昔から多くの方に愛されてきたインディヴィジュアライズド シャツや最近になって注目を集めてきたアンデルセンアンデルセンのニットなど、魅力的な物を数多くディストリビュートしている会社だと思っています。ただ、ボク自身が気に入らなければバイイングしないという点では、他のブランドと見方は全く変わりません。そんな正直さも、このメイデンショップの魅力のひとつだと思っていますからね(笑)。

編集部確かに(笑)。本日は貴重なお話をありがとうございました!


MAIDENS SHOP MAIDENS SHOP(メイデンズショップ)
東京都渋谷区神宮前2-19-12
TEL:03-5410-6686 MAIL:shop@maiden.jp
OPENING HOUR : 12:00 - 20:00
http://shop.maiden.jp/

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