1967年の創設以来、「BERNARD ZINS(ベルナール ザンス)」は、フランスのパンツを体現してきました。イノベーション、素材の選択、精密な裁断、クオリティーの高い縫製、これらのバリューを基にノウハウを確立。”パンツのエンジニア”として名を馳せたブランド創設者Bernard Zins氏のビジョンに則った、伝統とモダンの完璧な融合が実現されています。
パンツメーカーのパイオニアであるBernard Zins氏は、テーラーの職人技と工業生産のメリットをどのように補完両立させるべきか、いち早く理解した人物です。彼が次から次へと生み出した革新的な技術によって、「BERNARD ZINS(ベルナール ザンス)」は完璧なパンツを作るための独自の生産手法を確立。現在も「BERNARD ZINS(ベルナール ザンス)」ブランドはこのビジョンを継承し、創設者が打ち立てた「10のパンツ黄金律」を誇りと共に守り続けています。
1959年に「BERNARD ZINS(ベルナール ザンス)」は”ニューベルト”と呼ばれる延長および調節が可能なウエストバンドがついた工場生産による新しいパンツのコンセプトを開発し、特許を取得。1967年には高級メンズパンツに特化した工場をランスに設立、1970年にはパリ・マレ地区のブラグ通りにショールームを開設しました。
また、1972年には当時の最先端技術であったCADシステムを業界でいち早く工場に導入し、メンズパンツのノウハウをウィメンズ向きパンツにも活かせるようになりました。「BERNARD ZINS(ベルナール ザンス)」は、ライニング、前あき部分、縫い合わせ、ポケット、プリーツ、ベルト通し、見えない縫い目、などクオリティーに関するあらゆる点で革新的な発明を続け、パンツメーカーの第一人者として知られるようになります。そして、ピエール・カルダン、バルマン、イヴ・サンローラン、ヨウジヤマモトといった当時の有名ブランドから、ディフュージョンラインの生産を任されるようになりました。
1999年、パリのプランタンで開催された”パンツの30年”展において、「BERNARD ZINS(ベルナール ザンス)」の卓越した技術が紹介され、その機会に最も象徴的なモデルが復刻。その一方で、シャネル、ルイ・ヴィトン、エルメス、ランバン。オールドイングランド、アルニスといった最高級のラグジュアリーブランドのモデルも生産していました。
「BERNARD ZINS(ベルナール ザンス)」のメゾンは2006年から特に日本向けにスタートした伝統とモダンを兼ね備えた新しいラインを中心に、創始者の哲学を守りつつ、新たな発展を続けています。